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合気道 演武会の練習

大阪にも緊急事態宣言が出て、龍明館の合気道の稽古はお休み。各自自主練習ということに。

そんな中ではありますが、龍明館の合気道師範であるUさんが、六段に昇段することになり、31日に演武会があるので、その練習をすることになりました。

Uさんは、約40年前私が大学の合気道部で合気道をしていた頃の1年上の先輩です。小学校の頃から合気道をやっていて、中学高校では柔道部にも所属し、大学の合気道部に入部したときは、既に二段の腕前でした。(柔道に比べると合気道はマイナーな武道で、子供向けの町道場も少ないですし、中学・高校で合気道部があるところも少ないので、大学入学時に二段を持っている人は少ないです)

大学で合気道部があるところは割と多く、私も大学に入学してから合気道を始め、だいたい2年間で3回生になる前に初段をとって、そこまででの人が多いのですが、私は4回生まで稽古を続けなんとか二段にまで昇段したのでした。

Uさんは大学卒業時は三段。私はその後ほとんど合気道の稽古をする機会はなかったのですが、Uさんは社会人になってからも稽古を続けられ、この度六段に昇段されたというわけです。

Uさんとはもう一つ共通点がありまして、大学の入学は一つ違いなのですが、実は年は一緒で、それも生年月日が同日なのです。血液型もO型で一緒。私は両親が静岡県榛原郡の出身ですが、Uさんはお母さんだけ静岡県榛原郡のご出身です。

生年月日や血液型で、人生の運勢が決まるものなら、これだけ共通点があるので大学卒業後約40年を経てもう一度一緒に合気道をやることになったのかとも思えますし、もしそうなら龍明館にはもっと同じ生年月日の人間が集まったはずで、二人だけというのは「たまたまか」と思ったりもします。

まあ、いずれにしてもそんな「縁」の二人なので、「演武」は是非成功させたいと思うわけです。

合気道は試合がなく、稽古はすべて型稽古。昇段も型の審査で決まります。

演武会でも、Uさんが「取り」で技を掛ける人。私が「受け」で技を受ける人。約3分間の「演武」をすることになります。

嫁さんに「合気道は試合がなく、稽古はすべて型稽古」というと、「勝負しないんならダンスだね」と「小ばかにした」ように言います。世の中の多くの人が同様の感想をもたれるようです。

これに対する私の反論は、「勝負していたら稽古にならない」です。「型稽古」を重ねるなかに「技」ができてくる。その「鍛錬」の中で「技」を磨いていくのが合気道の稽古です。

もちろん、稽古のたびに「ボコボコに殴られたり、手足を折られたりする」ようなことはしたくない、とも思っています。

ということで、演武の稽古の様子はまた明日に。