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#27 「この怒りはいずこへ:便利さの裏側|カリフォルニア・コロナ状況」

本日のトピック
・カリフォルニア・コロナ状況(7/1)
・この怒りはいずこへ:便利さの裏側

*カバー写真はアリゾナ・アンテロープより

カリフォルニア・コロナウイルス状況(7/1)

7/1発表、6/30時点での数値です。
・感染者数: 232,657人 +9,740人の増加
・死者数: 6,090人 +101人の増加

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感染者の増加数に関してはテスト数が増えていることもあり、相対的に感謝者数も伸びているようです。
もともと重症状が出ていないレベルでもコロナに感染している人が多い現状を表しているようですね。
検査結果を出す研究所が増加数に対応できていないようで、数字にも遅れが出ているようでした。

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この怒りはいずこへ:便利さの裏側

私の家系は根っからの虎党=阪神ファンである。(おじさんだけ一家で一人だけ巨人ファンという強心臓ぶりを発揮している)
バース・掛布・岡田の時代も、弱小ノムさんの野村阪神時代も、星野時代も家のテレビの前から、時には球場から文句を言いながら応援し続けてきた。
生活拠点をアメリカに移してからも、毎日ハイライトと選手の個人成績の確認、家族と意見交換は欠かさない。

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今年はコロナの影響もあってプロ野球が6月中旬に開幕したが、現在4カード連続で負け越している阪神タイガース。2勝10敗...
オープン戦では新人外国人助っ人もホームランを打っていたし、バース2世なんて言われていたもんだからシーズン開幕が楽しみだった。
実際、オープン戦はセリーグ勢で1位だったのだが…
このやるせない不甲斐ない試合を観ていて湧いてくる怒りはどこへ行けば良いのか。

祖父も父も阪神が試合に負けていると文句を言い、とてつもなく機嫌が悪くなる。でも決してチャンネルは変えない。
そんな夜がどれだけあったか。正直、不機嫌になるんやったらテレビ変えてくれと思っていた。
負け試合ほど観ていて苦しいものはない。でもその負け試合を観ていた事実が本当のファンというある種の「称号」を与えてくれていたのかもしれない。

試合に勝った次の日の朝の情報番組のスポーツコーナーを観るために早起きした。
コメンテーターが黄色の法被を着て、ハチマキをしている。異常にハイテンション。これだけでなんかおかしいんだけど、それが普通だった。
星野さんの時代は毎晩勝っていたから、毎朝が楽しかったなぁ。早起きが苦痛じゃなかった。

車にテレビながないときはラジオのナイター中継を家族で聞きながら、「第一球を投げた!」の実況の一声を祈るような気持ちで聴いたことは良い思い出だ。
テレビが普及していた僕の幼少期、ラジオを聴くことはあまりなかったが、僕の幼少期とラジオといえば必ず「阪神タイガース」だった。

スマートフォンが普及して、外にいながらもアプリで一球レベルで試合経過が確認できるようになった今。
YouTubeにはハイライトがいっぱいあって、毎朝早起きしなくてもいい今。
小さい時のような試合中、試合後のワクワクがなくなってきているような。

すぐに手に入るようになったら、人は手に入れるまでのワクワクさや、ドキドキ感を失ってしまうのかもしれない。
便利さと引き換えに何かを僕らは失っている。

僕は全く、阪神で何を語っているのか。
試合に勝っていればこんなことは考えないだろうきっと。
阪神が負けて続けて朝起きてスマホをチェックするたびに不機嫌になってしまう。
そのうち、僕はすぐ手に入る情報さえも得ようとしなくなるのか。
いや、どんなに負けていても「阪神タイガース」のファンであることはやめないつもり。

とりあえず勝って関西、全国の、いや全世界の阪神ファンを喜ばせてくれ。
ラジオでもテレビでもスマホでもYouTubeでも、人々をそこに向かわせるのは「阪神タイガース」のユニフォームを着る選手たちなのだから。
勝ってください。お願いします。

今朝、ヤクルトの村上選手のサヨナラ満塁本塁打をみて、感動していました。
こんな胸を熱くしてくれる、球界の宝になるような選手が阪神から出てくれないかと。
矢野さん、頼みます。お願いします。

今日は野球、阪神という興味ない人には全く響かないであろう内容でしたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
では健康には気をつけて、野球応援しましょう。
ほなまた。

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