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光のEarth Photo〜人間の風景

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本
遺跡、建造物、芸術作品などを、地球にやってきた人類の歴史、営みとして切り取った写真を集めます。自分で撮影した写真だけです
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游木トオル
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熊野のお盆行事〜御霊を送る灯籠焼き

今年のお盆は、紀伊半島、熊野市のお盆行事を数日間にわたって見せてもらった。その一つ、灯篭焼き。初盆の魂が、燃え盛る灯篭の煙とともに宙へと舞い上がっていった。満天の星空の中へ。行事を終えた人々の安堵感が全てを物語る。人と自然と生と死が調和した世界
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お盆の風景。熊野の花火

熊野の大規模な花火大会は中止となったが、集落ごとに初盆の御霊を海に送った後、一連の儀式の締めくくりとして、10分間くらい、花火が打ち上げられた。集まった住民数十人くらいのために、七里ヶ浜の夜空に咲いた光のアート。今までで一番、贅沢で、濃厚で、心に染みる花火だった。
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熊野の火とぼし。日本のお盆を味わうとき

熊野市の「火とぼし」は、ろうそくの炎を灯して初盆の御霊を送り迎えする伝統行事。午後遅くからそのための蝋燭が立てられる。墓地すらも明るく輝いて見える。
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    光のEarth Photo〜熊野。大森神社の陰影

    熊野の神社は自然の美しさと一体だ。綺麗な苔の参道に杉並木の作る陰影が映える。夏の暑さが気持ちよく感じるのは、アスファルトの床暖房、エアコン室外機や排気ガスの温風で熱せられた都会との一番nの違いだ。風の通り道が塞がれていないのも大きい
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      光のEarth Photo〜熊野に潜む聖地。丹倉（アカグラ）神社

      遠い遠い昔から、神がそこに座すことを感じるが故に聖地とされた場所。その後の歴史の流れの中でも原初の姿が守られ、その力が保たれている土地。熊野にはそのような貴重な聖地がいくつも隠されている
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      古代エジプトの神々。イシス神殿

      アスワンの街からタクシーで移動し、船着場から小舟で渡った、フィラエ島。ナイルの真珠と呼ばれる美しい島は数々の古代遺跡が立ち並ぶ。その中心はイシス神殿。ここもアブ・シンベル遺跡と同様、アスワン・ハイ・ダムによって湖に沈むところを別の島（アギルギア島）にごっそり移築して、島の形も元あったフィラエ島と同じように削り、島の名前もフィラエ島に変えたという。壁一面に彫られたレリーフが、何千年もの時間を超えて物語を蘇らせる。エジプトの壁画やレリーフを見ていると、なぜか懐かしい気持ちになる
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        光のEarth Photo〜わけられた光の通路

        照りつける太陽が眩しい、エジプト南部、スーダンとの国境に近い世界遺産、アブ・シンベル神殿への通路。光が区切られるだけで、違った世界が現れる。この巨大な神殿は、アスワン・ハイ・ダムの建築に伴ってダム湖に沈みかけたが、ユネスコによってダム湖の辺りに移設され、これを機に「世界遺産」が創設されたという、主に太陽神ラーを祀った神殿である。ラムセス２世のある意味純粋なエゴをこの世に表出させたように思えて、微笑ましさすら感じた場所
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          光のEarth Photo〜鏡張りの港

          アメリカ西海岸、おそらくオレゴン州あたりをドライブしているとき、ふと目にとまり、車を停めて降りてみたくなった風景。上下左右ともに写し鏡のようになっているのが視覚的に美しいと感じたようだ。素直に感じ、感じたままに動き、そこで起きたことを経験するだけ
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          人間の風景〜ブッダガヤ。悟りを得た地

          ガウタマ・シッダールタが悟りを開いてブッダとなった地に建てられた巨大なマハーボディー寺院。かつて爆弾テロも発生していることから厳重な手荷物検査を経て敷地内に入った。
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            光のEarth Photo〜前正覚山の洞窟での修行。ブッタの世界

            ガウタマ・シッダールタが修行のため6年間篭ったという前正覚山。スジャータ村から枯れ川の向こう側に見えた。自分を痛めつける苦行によっては悟りを得ることができなかったという。
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              光のEarth Photo〜仏陀の生まれた地

              ネパールのルンビニに後にブッダとなるガウタマ・シッダールタ生誕の地とされる場所があり、仏教４大聖地の一つとなっている。世界各国から仏教関係者が大勢やってきて、祈りを捧げていた。のちの人間が作り上げた宗教という支配システムの強い力に囚われることなく、ただ仏陀の純粋な想いにハートを同期させようと努めながら、朝靄と砂埃に霞む広大な敷地を歩いた。一人の人間が後の世にこれほど大きな影響を及ぼすことに思いを馳せる
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              光のEarthPhoto〜星を見る瞳（マウナケア山頂）

              ハワイ先住民の聖地、標高約4200メートルのマウナケア山頂は天体観測に適した条件が揃うため、各国の天文台が群れをなす。太陽は、ただすべてを照らしている。
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              光のEarthPhoto〜イースター島のスーパームーン

              このごろ満月のエネルギーを強く感じることが多い。イースター島、アフ・タハイに立つモアイ像の背中を照らしながら、太平洋に沈むスーパームーン。奇しくも皆既月蝕の夜
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              光のEarthPhoto〜ストーンヘンジ

              レンタカーを走らせていると、いつまにか周囲の空気が喜びに湧き、雲が踊り出し、木や草が笑い出した。その先にあったのがストーンヘンジ。太古の人々は、素晴らしい場所だからこれを作ったのか、彼らがこれを作ったから素晴らしい場所になったのか。サークルと天界をつなぐ通路に入り、見知らぬ場所まで行ってみたら、どんな景色が広がっているのだろう。