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【小説の書き方】「最初の1行」ってどうすればいいの?

小説の書き出しって、難しい。

私の場合、だいたい書きたいテーマや内容は決まっていても、しっくりくる「最初の一行」が思いつかなければ、全く書けない。

『小説の書き方』みたいな本を読むと、思いつく場面から書き始めて、後から「最初の一行」を書いてもいい、などと言っていることがあるが、私にはムリだ。

逆に、自分が納得のいく「最初の一行」が書けると、その続きもスラスラいくことが多い。

それほど書き出しは重要だ。


自分が小説を読むときのことも考えてみた。

目的の本を決めず、何気なく「なんか面白い小説ないかな〜」と書店をぶらぶらしているとき、私が見るのは作家名タイトルのほかに、表紙、後ろに書いてあるあらすじ、付いている

そして、本を開いて「最初の一行」。

まだ読んだことのない作家の小説の場合、「最初の一行」が気に入れば、そのままレジに持っていく。そうでなければソッと棚に戻すときも……。

それほど書き出しは重要だ。


納得のいく「最初の一行」ってなんなんだろう。

私なりに考えてみた。

私的、ステキな「最初の一行」とは
・読みやすい。難しすぎて読めない字がない。
・長すぎない。サッと読める一、ニ行の長さ。
・続きが気になる、面白そうな会話文。
・説明的すぎない、自然な描写。
・「読者への問いかけ」から始まる一行。

好きな文章って人それぞれだと思う。

本好きな方ならば、忘れられない小説の書き出しがあるという人も多いかもしれない。


結局は「なになに、それでそれで?」と思わせたら勝ち。二行目以降に読者の目が移動した瞬間、書き手の思惑どおり。

納得のいく「最初の一行」って、書くの超絶ムズイけど、超楽しい。


(感想)「最初の一行」と同じぐらい、「最後の一行」も悩みます。

《了》

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