Creative Organized Technology 研究会(創造性組織工学)
記事一覧
『ある画家の数奇な運命』絵画になることで意味が生まれる(世界の歴史)
第2次大戦前から戦後を描いたフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督の作品。『善き人のためのソナタ』が良かったので観てみたが、最高に大好きなタイプの映画だった。前日に同じ第2次大戦から戦後を描いた『ゴジラ-1.0』を観て、あまりのストーリーの薄っぺらさに呆れてしまった後だったので、深い感動と余韻に浸ることができた。
モデルは画家のゲルハルト・リヒターだという。ナチ党政権下のドイツ。戦
【1日で2万再生!】働き方改革の『仕事を減らす』が学識サロンで取り上げられました!
【気づいてない人9割】この3つの考え方が自然とできる人は仕事が1時間で終わるようになっていきます!『仕事を減らす』この14分程度の動画が、非常にわかりやすいと大好評です!
『メメント』後付再構築(Postdiction)の映画と言える
クリストファー・ノーラン監督の弟ジョナサン・ローランの小説をベースにした映画。Mementoとはラテン語で「思い出せ」を意味し、過去の体験や出来事などを思い出すために保管しておく小さな思い出の品を指す。
妻を殺されそのショックから10分間しか記憶を保てないという記憶障害を抱えることになった主人公が、妻を殺害した犯人を探す過程を描いており、ストーリーを終わりから始まりへ、時系列を逆向きに映し出
『宇宙船地球号 操縦マニュアル』フラーのデザインサイエンスはスティーブ・ジョブズのミーム(技術の歴史)
バックミンスター・フラーが生きた時代は1895年から1983年だ。本書が出版されたのは1969年。アメリカでは、北ベトナムへの空爆が強化され、アポロ11号が月面に着陸した。日本では東大の安田講堂が占拠され、新宿西口で機動隊と学生が衝突した年だ。
ジュブズのハーバード大学の演説で有名になった「stay hungry, stay foolish」は『ホール・アース・カタログ』の裏面に掲載されてい
『スパイの妻』アドホック組織であった関東軍
関東軍の731部隊(関東軍防疫給水部)のペスト菌による生物兵器などの開発を告発しようとした夫と妻の物語。イスラエルやアラブのスパイ映画を観すぎているためか、設定が現実的でない印象を受けてしまう。
それにしても、関東軍というのは不思議な組織だ。 日露戦争によって獲得した関東州と南満洲鉄道の守備や諸権益確保を目的にした駐屯軍というアドホックな組織にも関わらず、本部を無視して既成事実を作っていく。
『試すとフィードバック』(4−1)試すとリーンスタートアップ
2−1から2−5で「引いて考える」(インサイト⇒目標設定⇒使命分析)、3−1から3−6で「組み合わせ」(現状分析⇒オルタナティブ⇒システム合成⇒システム分析⇒失敗研究)と解説してきたが、いよいよ最後の「試す」を解説していく。
糸川さんがCreative Organized Technologyの体系を開発したのはロケット開発だ。ロケット開発のルーツはナチス政権時代に開発されていたV2(報復兵
『ウォーデン 消えた死刑囚』
舞台はイラン革命前のシャー政権時代。新刑務所への引っ越しの際に一人の囚人が消えた。それを追う刑務所長と女性ソーシャルワーカーのサスペンス物語。
イラン映画は人間の心理描写が深く、とてもハリウッドでは制作することができない哲学の国ならでは面白さがある。しかも、低予算なので、イマジネーションを掻き立てるようにして聴衆の心の中に映像を描き出す。この映画も舞台は刑務所とその周辺だけ。出演者は10名ぐ
『生きがい』日本の出版物は人口減少でシュリンクするが、日本人の本質はグローバルでは異質だ
イギリスの出版エージェントからの依頼で、脳科学者の茂木健一郎氏が日本人の「生きがい」についてを英語で紹介した本。なんと、世界中で200万部以上売れたベストセラーだ。
海外では最近、日本の「生きがい(Ikigai)」という言葉が話題で人気だという。英語圏ではこの単語に値する訳がなく”Ikigai”という単語として浸透している。生きがいはブルーゾーンの研究の中で海外の学者によって発見された。ブル