いなろ@競馬

馬だって1位になったら嬉しいよね

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最近の記事

安田記念

ソングライン・シュネルマイスター・グランアレグリアなど、歴史的マイラーが支えた近年のハイレベル良馬場安田記念のレースラップが白のグラフ。含水率20%の稍重だったグランアレグリアの年が水色のグラフ。ズブズブの不良だったジャスタウェイの年が青のグラフ。 土曜の23時現在、東京都府中市はまったく雨が降ってませんが、明日は雨模様。週中の雨で金曜朝のクッション値が7.3、1日晴れて土曜朝のクッション値が9.7!どんだけ高性能なんだ、東京競馬場。 となれば、多少雨が降っても例年に近い

    • 東京優駿

      ちょっとこれをみてほしい。 これは皐月賞上位入線組の個別ラップ。 ジャスティンミラノだけラスト1Fの傾きがおかしい。ほとんど減速してない。 そりゃG1勝つわ!っていうラップで、この持続力を凌駕する馬を探すのがダービーのテーマ。 この圧倒的なパフォーマンスの皐月賞において、付け入る隙があるとすれば、2点。 1点目。 4角から急坂の直前までのラップが、意外とゆっくりなこと。 残り600m~200mの区間は23秒台(11.78-11.48)で、特に11.78の区間は他馬に

      • ヴィクトリアマイル

        Bコース替わりの高速決着が基本線。 近年勝ち馬は、ソングライン・ソダシ・グランアレグリア・アーモンドアイと歴史的名牝ずらり。過去は、前半1000m57~8秒台のハイラップを32秒台に突入できる末脚で。 レース(白) 34.2-23.2-33.9=1.31.3 勝ち馬(紫) 35.0-23.2-33.1=1.31.3 土曜のクッション値は、9.6。 近2年のソングライン・ソダシの 9.2 よりは高速質になりそうだけど、例年よりも1枚落ちるメンバー構成でどこまで緩むかが焦点。

        • NHKマイルC

          東京5週連続G1のマイル初戦。 短距離質の参戦も目立つ3歳のマイルG1らしく、古馬G1よりも速いテン3F。その分、差し決着になりやすい。1000m57~58秒台の追走耐性に33秒台のキレが欲しい。 勝ち馬は、1000m通過57~58秒の逃げ馬から3馬身ほど離れた位置で、11秒台で追い上げ、34秒前半で差し切る。前傾で差しが効きやすいレースですが、脚が遅すぎると差し損ねてしまう。勝つためには、テンから一定の持続力と適度なキレがほしい。 シュネルマイスターやダノンスコーピオン

          皐月賞

          1~2角が速い。向こう正面も楽ができない。 それでいて、急坂も減速を抑えられる。そりゃ皐月賞馬は強いわけだ。 ▼中山2000m戦の結果とクッション値 葉牡賞 36.2-49.8-34.4=2.00.4 / 10.2 ホーS 35.4-48.9-35.9=2.00.2 / 9.0 京成杯 35.6-50.1-34.8=2.00.5 / 10.1 弥生賞 35.2-49.5-35.1=1.59.8 / 8.9 皐月賞 34.9-48.6-34.9=1.58.3(過去平均

          桜花賞 予想

          Bコース2週目。天気はなんとか良さそう。 名牝への登竜門らしく、スタート以降は全て11秒台が続く。良馬場時の勝ち馬は、先行押切や後方一気など脚質に幅はあるが、中盤で11秒台を維持する追走力と、急坂前で10秒台に突入できるスピードを兼ね備えていた。 例年は、 ・阪神JF 短距離馬の目標でテンが激流の前傾戦 ・チューリップ賞 前哨戦らしい瞬発力勝負の後傾戦 になり、ここを連勝してきた馬は、両方の質をこなせる強い馬ということで勝ち切ることが多い。 が、今年は少し異質で、

          桜花賞 予想

          大阪杯 予想

          後傾ラップのラスト800m持続力戦。 初角までが短く、先行争いの緩急がカギ。年別の2F目のラップ差が目立つが、今年は逃げ馬不在でスロー濃厚。加えて、主要メンバーのドバイ遠征、Bコース替わり初週と、実力以外の色んなバイアスがかかる1戦。 ローシャムパーク ★★☆ 能力最上位・体力L系。 序盤は遅いが中盤から徐々に押し上げ勝負どころで加速できる。香港カップは、大外枠で立ち遅れて、レースもスローで度外視。オールカマーは、ラスト1000mから加速するロングスパート戦の完勝で、この

          高松宮記念 予想

          重→重(クッション値:10.7)→重(7.0)→不良(7.2)の近4年。今年も雨模様。 スプリンターズSとは違い、上り坂スタートでテンやや遅め。勝ち馬は、12秒台中盤で中団に構えられるスタートと、道悪でも急坂で11秒台前半の加速力を兼ね備えていた。 例年、高松宮記念と被っていたドバイ競馬が今年は来週。リーディングジョッキーはここに勢ぞろいし、レース中の駆け引きにも大きく影響する。リーディングジョッキーが揃う年は、人気馬の好走が目立つ。 隊列想定 1歩目が速いモズメイメイ

          高松宮記念 予想

          弥生賞 予想

          皐月賞の前哨戦に加えて、実績馬が参戦しやすいローテにより少頭数になりやすい。 前哨戦+少頭数であるため、クラシックの中山2000m戦では最も中盤が緩む3F戦。 皐月賞は、出走馬レベルがあがりBコース替わりも相まって高速化する。前哨戦と本番で中盤差が2秒以上あるため、求められる適性が真逆で、弥生賞馬は皐月賞を勝てないのが通説。 そんな瞬発力質になりやすい弥生賞の勝ち馬は、 ・ラスト3Fに11.2以下がある瞬発力戦 ・上がり34.5以内で連対 経験があり、このレースま

          中山記念 予想

          開幕週の内枠先行天国に、中盤緩まない持続質の底力勝負。 ・テン3Fは、スタート直後に坂とコーナーでペースが上がりづらい ・中盤3Fは、下り坂で勢いがつく ・上がり3Fは、ラストの急坂に向けてしっかり溜める 過去映像は、毎年同じ動画を見ているように思うほどそっくり。中盤3Fが最も速い特殊戦で、それ故にリピーターが生まれやすい。 週中はずっと雨。ペースも馬場もタフな戦いに。 レッドモンレーヴ L系 C評価 加速力とトップスピードが武器。 ゲートに難があり、二の脚も遅く後方。

          中山記念 予想

          フェブラリーS 予想

          上半期唯一の中央ダートG1。 前傾ラップが基本。番組構成上、マイラー以外の目標にもなりやすく、スプリント組の参戦&芝下り坂スタートでテンが速い。 フェブラリーS前日の東京12R 1勝クラス戦は 1.37.7 で決着。 良馬場開催の2021,2023年と近い結果に。界隈では時計がかかっているという印象も。 東京マイルは芝スタートに加え、JRA唯一のマイル施行。 追走耐性のある同距離・距離延長組が良績。距離短縮の場合、「中距離スピードに合わない・パワーレースに向かない」など

          フェブラリーS 予想

          共同通信杯 予想

          今年から別定→馬齢重量に変更。G1馬が対等に。 中盤が緩む3F戦になりやすく、緩みは中盤が登り坂の京都きさらぎ賞並。 勝馬(黄)は、展開負けしない先行力と、L2Fで11秒台前半を連発できるスピードと持続力があった。 べラジオボンド 12月の阪神1800mの新馬戦では、歴代2位の好タイム。 その中でも、開催後半の時計がかかる馬場で、かつ後傾戦だったことは価値が高い。後半4Fの速さ順では、上位にギベオン・リアルスティール・ゴールスキーなどが名を連ねる。 スタートや折り合いに

          共同通信杯 予想

          根岸S 予想

          東京D1400mは、1分23秒を切れるかが未来重賞好走の閾値。 2000年以降、時計のかかる10月~2月開催の晴曇良馬場非重賞でそれを満たしたのは6頭。 その全てが後の重賞で馬券内。 今年は7頭目、霜月S組 アルファナム が参戦。 全体時計は、春開催に比べややかかる中での1分22秒台は価値が高い。 【C】ヘリオス 4年連続の出走の明け8歳馬。 前走武蔵野Sは、芝部分で加速できず、馬群中団に構える格好になり度外視。前々走のペルセウスSは、1400m戦にもかかわらず、テン

          AJCC 予想

          冬中山最終週。 秋の軽い野芝オールカマーと比べ、後半のスピードの乗りが遅い。 レースラップは、坂の頂上から徐々に加速する持久力戦。ただ、別定G2でも下り坂の中盤に12秒後半まで緩めば、L2Fの急加速戦に。 23年 ノースブリッジ 3馬身突き放しての逃げ。1000m61.3。 残り4F目まで12秒台が続くスローの2F戦。掲示板は4角6番手以内が4頭を占める前残り。内で我慢して、ラスト2Fから一気に加速したノースブリッジが突き抜けた。 22年 キングオブコージ 1馬身半差の逃

          騎乗成績は馬質が先か?先行意識が先か?

          年末年始のふりかえり、3時間目です。 1時間目は、2000年以降の年別の走破タイムを比較し、約20年で1~2秒くらい速くなっているというのをふりかえりました。 2時間目は、2000年以降のクラス別の走破タイムを比較し、格の違いは中盤に現れるというのをふりかえりました。 3時間目は、馬質と先行意識について。2023年の騎手ごとの成績をふりかえります。 2017年以降の芝ダートすべての騎乗機会に対する騎手毎の年別の脚質を算出 有力クラブ馬=サンデーR・キャロット・シルク

          騎乗成績は馬質が先か?先行意識が先か?

          格の違いはどこに現れるのか?

          年末年始のふりかえり、2時間目です。 1時間目は、2000年以降の年別の走破タイムを比較し、約20年で1~2秒くらい速くなっているというのをふりかえりました。 2時間目は、格の違いについて。 条件戦を勝ち上がった馬が上のクラスに挑戦したときに好走できるか?は、いつも我々を悩ませます。その解決策のひとつに走破タイムがあって、「同日の上級条件と差のないタイムなので、次走も期待できる」みたいなのはよく目にしますし、私もとても大事な指標にしています。 前回のふりかえりの延長で、

          格の違いはどこに現れるのか?