共同通信杯 予想

白:過去平均、黄色:勝馬平均

今年から別定→馬齢重量に変更。G1馬が対等に。
中盤が緩む3F戦になりやすく、緩みは中盤が登り坂の京都きさらぎ賞並。

勝馬(黄)は、展開負けしない先行力と、L2Fで11秒台前半を連発できるスピードと持続力があった。

過去5年平均
 36.3-37.0-34.1=1.47.3
 前後半4F 48.7-46.3 後傾 2.4

23年 ファントムシーフ
 35.3-37.6-34.1=1.47.0
 35.4-37.6-34.0
22年 ダノンベルーガ
 36.1-37.5-34.3=1.47.9(稍重)
 36.8-37.4-33.7
21年 エフフォーリア
 37.4-36.4-33.8=1.47.6
 37.6-36.5-33.5

※上:レースラップ、下:勝ち馬個別ラップ


べラジオボンド

阪神1800m 2歳新馬 12月開催タイム順

12月の阪神1800mの新馬戦では、歴代2位の好タイム。
その中でも、開催後半の時計がかかる馬場で、かつ後傾戦だったことは価値が高い。後半4Fの速さ順では、上位にギベオン・リアルスティール・ゴールスキーなどが名を連ねる。
スタートや折り合いに問題なく、好位からいい脚が使える優等生タイプ。共同通信杯で求められる【1800mらしいテンの速さ→中弛み→ラストの加速力】がマッチ。この新馬戦からは、次走2頭が勝ち上がり。

べラジオ新馬 :36.0-37.4-34.1=1.47.5
共同通信杯平均:36.3-37.0-34.1=1.47.3


ミスタージーティー

白過去平均、緑:結果

ホープフルS、テン3F35.4・全体2.00.2は史上最速。
テンが速いにもかかわらず、中盤は標準並みに締まって、終いは加速フィニッシュ。全体的に厳しい流れでレース価値が高い。
当馬は、大外枠から中に切り込み距離ロスを最小限にする勝ちに行く競馬。結果的には、それが仇になり直線捌けず5着。

新馬。秋の京都開催2000m戦で、後半5F 58.6は歴代最速。そこを33秒後半の脚で差し切り。同じ後半5F 58.6をマークした馬には、ダイワスカーレット・サトノウィザード・ベルーフと重賞好走馬がずらり。

時計の証明は申し分ないものの、走りに母父サドラーズウェルズらしい重厚さがある。距離短縮&中盤緩みがちな3F戦…からはややズレる。


ショーマンフリート

中山1600m 2歳新馬 9月開催タイム順

9月の中山マイルの新馬戦では、歴代3位の好タイム。
とはいえ、近年の育成技術・馬場管理の発達により、レースタイムが高速化し記録がどんどん塗り替えられる中、20年前の記録を越えられないのはやや心もとない。また、TOP10に名を連ねるメンバーのその後は…。

好位につけられるスタートセンスがあって、スローながら加速ラップで終える脚力もある。シンザン記念は終始外を回るロスの大きい競馬。新馬戦でマジックマンの騎乗に躍動感をみた。鞍上がルメ様に変わって上昇しそうも、ポテンシャルの証明がやや薄い。


エコロヴァルツ

白:過去平均、緑:結果

朝日杯。前傾ラップの中弛み。
ラスト1Fで大減速したところを最後方から追い上げた。全体時計も遅めで、展開も向いた。コスモス賞は好タイムも、かかる面があり、札幌・福島の重い競馬場での好走がミスマッチ。


ジャスティンミラノ

東京2000m 2歳新馬 11月開催タイム順

新馬。11月の東京開催2000m戦で、後半4F 45.9は歴代最速。そこを先行して33秒半ばの脚で押し切りは価値がある。近いところには、ダノンベルーガ・カミノタサハラらが名を連ねる。

ただ、1000m通過63秒台に加え、道中に12秒後半のラップが5度出現するスロー戦。共同通信杯がいくらスロー寄りとはいえ、追走体験に一枚壁を超える必要がある。前走は先行できたものの…。加えてキズナ牡馬らしく、ガシガシ追える外国人騎手が合っている印象。この新馬戦からは、次走2頭が勝ち上がり。


ジャンタルマンタル

白:過去平均、緑:結果

新馬。10月の京都1800m戦歴代最速。
新装開店の高速馬場+開幕週で条件は揃っていたものの、タイムを上回った馬はマカヒキ・ワールドプレミア・エピファネイアと錚々たるメンツ。

好位から立ち回りのウマさでレースができて、いかにも鞍上と手が合う。さらに別定から馬齢重量に変わって、恩恵がある。

つけ入る隙は、朝日杯のレベル。加えてトップスピードと加速力のなさ。これまですべて34秒台後半の上がりで、33秒台の瞬発力が求められるこの舞台ではキレ負けるイメージ。



◎べラジオボンド
△ミスターシーティー
△ジャンタルマンタル

新馬戦を優秀な時計で勝ち上がってきた馬たちがズラリ。
過去の勝ち馬にならって、前目から加速力と持続力を示した馬を。1枠1番、リアルスティールの再来といきましょう。

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