フェブラリーS 予想

白:過去平均

上半期唯一の中央ダートG1。
前傾ラップが基本。番組構成上、マイラー以外の目標にもなりやすく、スプリント組の参戦&芝下り坂スタートでテンが速い。

過去5年良馬場平均
 34.8-24.2-36.4=1.35.4
 前後半4F 46.7-48.7 前傾 2.0

フェブラリーS前日の東京12R 1勝クラス戦は 1.37.7 で決着。 良馬場開催の2021,2023年と近い結果に。界隈では時計がかかっているという印象も。

東京マイルは芝スタートに加え、JRA唯一のマイル施行。
追走耐性のある同距離・距離延長組が良績。距離短縮の場合、「中距離スピードに合わない・パワーレースに向かない」などを理由に前走で負けているか、勝った場合もマイル実績がある。また、毎年上がり最速が馬券内に入っている。レアケースだが19年インティのような超スローの前残り戦にも注意。




イグナイター

・スタートが速くて2番手につけられそう
・マイルではかかってしまうくらいには前向き
・南部杯は11.5前後が連発する芝並みのラップで、レモンポップには大敗したもののタガノビューティーやカフェファラオを退けた
・ドンフランキーとともに、他の馬に脚を使わせる展開になれば惰性で


シャンパンカラー

・ダート未経験馬は買わない宗教だが、そもそものポテンシャルが微妙
・ダート初戦に内枠で先行4~5番手の想定。
・イグナイターの後ろで砂被って耐えられるか


ミックファイア

白:過去平均、緑:結果
黄:フェブラリー平均

・スピード経験不足
・中央マイルのGIレベルだと追走で苦労する可能性が高い


ドゥラエレーデ

白:過去平均、緑:結果
黄:フェブラリー平均

・危険な人気馬扱い
・スタートは中団よりも前くらいのスピード
・芝ダート兼用馬だけどダート戦は1700m以上の経験しかなく、フェブラリーSで求められる中盤12秒フラット前後の追走は未経験
・直線で追い抜くスピードはないので、どれだけ前にいって粘りこめるか


オメガギネス

白:過去平均、緑:結果
黄:フェブラリー平均

・「砂被りを嫌がる馬」と言うのは新馬戦の戸崎さん
・スタートは苦手だけど2F目が速くて先行できる
・砂被り苦手、今回はギリギリ被らない位置につけれそう
・かかり癖があって距離短縮は歓迎
・直線で頭を低くしてグイグイ感のあるLS系な印象
・グリーンチャンネルCは開幕2週目不良馬場だけど東京秋マイル歴代5位時計優秀でポテンシャルを証明
・ルメール先約で超勝負気配


カラテ

・ダート未経験馬は買わない宗教で、AJCCの闘争心切れがさみしい


ガイアフォース

・ダート未経験馬は買わない宗教だが、スピード一貫レースを走りきるポテンシャルはあり


セキフウ

白:過去平均、緑:結果
黄:フェブラリー平均

・スタート遅く、揉まれ弱いため、後方大外ブン回しの競馬になる
・函館・札幌の小回り平坦持続ラップで良績。映像では鋭い追い上げで瞬発力の高さを感じるが、実際には一定のスピードを維持し続けて勝ち切る馬
・フェブラリーSは直線で加速が求められるので、ベクトル違い


ペプチドナイル

・マイルでも十分に先行できるスタート
・前向きな気性で距離短縮は歓迎
・ベテルギウスS以降、ラスト1Fの踏ん張りに成長あり
・ドゥラエレーデよりも先行できて、ドゥラエレーデよりもラスト耐えきれるなら、ドゥラエレーデと変わって3番人気でもいいお宝馬


タガノビューティー

白:過去平均、緑:結果
黄:フェブラリー平均

武蔵野23 34.5-23.9-36.8=1.35.2(+0.3)57kg 2着
武蔵野22 35.8-24.3-35.5=1.35.6(+0.6)56kg 6着
グリー22 34.9-23.9-34.7=1.33.5(+0.7)58kg 3着 重
武蔵野21 34.4-24.1-36.5=1.35.0(+0.6)56kg 6着 稍
オアシ21 34.4-24.1-36.7=1.35.2(ーー)56kg 1着

・スタートが遅く最後方が定位置。代わりにラストの持続力に還元。
・もう一歩、前につけれる初速があれば、重賞が勝てる器
・なのにずっと変化がないのは、厩舎や鞍上の工夫のなさか。前日東京12Rのホワイトクロウと同じ扱い。
・前走は超スロー戦で度外視でOKだけど負けすぎ


キングズソード

白:過去平均、緑:結果
黄:フェブラリー平均

・2023年11月から大井競馬場の砂の厚さが変わった。2cmほど深くなり、重く時計のかかる馬場に変貌。
・JBCの好走は、モレイラパワーに加え、砂入れ替え直後の軽すぎず重すぎずのこの馬にあった馬場状態と想定。
・阪神1800mのタフな条件で勝ち上がってきた馬
・パワーのいる馬場で持続力を発揮するタイプ
・区間13秒台の重いラップの経験が多く、東京マイルで追い抜くスピードが足らない。
・そもそもめちゃくちゃ強かった!のパターンもあるが、単勝10倍前後だとハイリスクローリターン


スピーディキック

白:過去平均、緑:結果
黄:フェブラリー平均

・大井の砂替わり後の年末
・マイル戦でも顕著に表れる時計のかかり
・ただ、シンデレラマイルに関してはそもそものレースレベルが低い緩み方


レッドルゼル

武蔵野23 34.5-23.9-36.8=1.35.2(+0.3)58kg 3着
フェブ23 34.6-24.5-36.5=1.35.6(+0.2)58kg 2着
フェブ22 34.5-24.7-34.6=1.33.8(+0.8)57kg 6着 重
フェブ21 34.7-23.8-35.9=1.34.4(+0.5)57kg 4着

・レース上がりがかかるほど着順が上がって、後方脚質の展開待ち
・武蔵野Sは休み明け1kg差3着なら大きな衰えはないと見ていい
・ただ、前走でタガノビューティーに差されたように、ラスト1Fまでしっかり走る力が落ちている
・スプリント寄りの距離適性と加齢が影響していそう


ウィルソンテソーロ

白:過去平均、緑:結果
黄:フェブラリー平均

・前走は出遅れたものの、普通は中団につけれるタイプ
・チャンピオンズカップは内で脚をじっと溜めて直線爆発。上がり2位に0.7秒差をつけた
・スローの前残り決着での好走は評価していい
・逃げてしまった先行馬で、今回のレースで気持ちを抑えられるかは課題
・直近中距離戦が多く、徐々に長めに対応できるリズムにシフト
・大井の重い砂に対応したのもやや微妙
・若い頃のマイル経験は好材料で、特にかきつばた記念の好タイム勝ちは過去のフェブラリー馬券圏内のそれと同じ
・また、かきつばた記念のラストのキレ味は迫力があった


ドンフランキー

白:過去平均、緑:結果
黄:フェブラリー平均

・1~2F目が抜群に速く、逃げ想定
・スプリント寄りの経験が多く、2F目以降は失速し続けるパンサラッサみたいなラップ構成
・明確に距離不安があるけど溜めるタイプでもない
・しっかりペースを上げてレースを盛り上げてほしい


アルファマム

白:過去平均、緑:結果
黄:フェブラリー平均

・好走例が多い東京1400m1分22秒台勝利馬(霜月S)。
・全16走中13回上がり最速で、末脚の持続力が魅力。
・スタートの遅さをラストの持続力に
・前走の超スロー戦は度外視、タガノビューティーに上がり差0.3。後方組では最先着8位
・騎手変更が魅力。位置取りの活性化、適切なペース判断を期待。


隊列想定

近走1F実績からの隊列想定

ドンフランキーが速い。
1~2F目のスピードの違いを活かして逃げ。加えて、スプリンターらしい減速し続ける逃げをうつタイプなので、中盤緩まずのハイラップを想定。

砂被り経験のないドゥラエレーデと、砂被りたくないオメガギネスの位置取り勝負にペプチドナイルが内に入ってきてワチャワチャと。

アルファマム・レッドルゼル・タガノビューティーの東京実績持続キレタイプがこれまで通りゆっくり行くのか、変化はあるのか?


◎ ウィルソンテソーロ
〇 アルファマム
▲ オメガギネス
△ ペプチドナイル
✕ タガノビューティ
✕ レッドルゼル

どれも単勝のイメージが湧きづらい。
かきつばたとチャンピオンズのグイグイ感の合わせ技で、わずかにウィルソンを上に取りたいという気持ち。

アルファの位置取り改善、オメガのかかり癖制御、ペプチドの成長を期待して。どれかに引っかかるといいな。✕は出したものの3着まで。

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