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日記

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氷で薄まったサイダーのような
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記事一覧

【日記】あきらめて生きる 2024/01/18-25

【日記】あきらめて生きる 2024/01/18-25

2024/01/18
今日も特に為すことなく夜が来る。昨日の時点で知っている、もう終わっていること。
変わろうとしないから変わらない。変わらないものを大事に抱えているから変わらない。
変えない限りは変わらない。
灰色の色彩に期待することもなく、違いを生もうとせず、諦めることを賢い行為と決めつけて、もう取り返しのつかないことだけは気づいていて、とめどない流れに身を任すことだけを続けている。

心の声

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【エッセイ】月の時間

すっかり冷え込んでしまった夜。銀色の月にまっすぐ見下ろされ、そんなに見てどうするんだ、というか見てくれるなと思いながら、ベランダで煙草をふかしている。今日も疲れた。吐いた煙は戸惑いながらもふかふか上へ上へ昇る。あの遠いこの夜の目印へとゆっくり昇る。

なんとなしに、過去に紡いだ自分の詩を見返してみた。拙いながらも、丁寧に言葉を並べている印象を覚えた。まるでそれは宝石箱だった。
頑張って生きて生きて

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【日記】チャイム 2023/10/14

チャイム 2023/10/14

夜の11時26分ごろ,町のチャイムが鳴った。朝の8時と夕方の5時に鳴るチャイムが今,鳴った。おそらく誤作動。でも誤作動の3文字 (もしくは4文字) で片付く現象なのに,どうしてかいろんなことが頭によぎり,ここにのこしたくなった。

夜に響くエーデルワイスは不思議だった。エーデルワイスにはさわやかで,ほがらかで,夜とはほど遠いイメージを抱いてるため,なおいっそう異質

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【日記】今日,熱と眠り,月 2023/9/25-29

今日 2023/9/25

水のように生きる。
路地を流れたら路地に沿い,箱に詰めたら箱になる。
腐ったら澱んで,岩から滴る命の履歴にも。
草木に留まれば露となる。朝の陽に気化し,糸のような蒸気として漂う。
空から降れば衆生を濡らす雨にもなる。或る人にとっては体を冷やし曇らす鬼となる。同時に,或る人には世界を輝かし照らす慈悲となる。
水のように生きること。
昨日までを引き継ぎ,そのまま往く。
己の

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【日記】夏の熱 (不完全) 08/21,昼間の白 08/23,呼吸の音、生活の音 08/24

夏の熱 (不完全) 2023/08/21

・過去に死んでいたら、今日には出会えなかったということ。過去に死んでいたら、今日の景色を見られなかったということ。今日の楽しさ、孤独、嬉しさ、倦怠感、それら全部が生まれなかったということ。ただそれだけのこと。みなに等しく生じることを、どうして言葉に表す必要があるのか。必要は無いのか。

・と言いつつも、月が妖しい赤色で三日月で、アレに座ったらきっと悪く

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【日記】何回も生きる,くだらないこと 2023/08/09,2023/08/19

何回も生きる 2023/08/09

・この世に生まれ落ちた理由は見つからない、永遠に。それはもう分かっている。そんな答えの用意されていない問いに向き合い続ける姿勢を美徳とする心持ちを良しとする考えは、結局のところ今の自分の心の渇きを強くするばかりで何も得にならず、何かを成し遂げた気にさせるばかりでむしろ悪癖なんじゃないかと思う。

・諦めた顔をしているが、それでも日常の隙間に零れた時間をあわてて

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【日記】‐2023/07/23

・日記、というよりは、今日これまでを体験して、今この場でどのような心持ちなのかを言葉によってここに記す。つまり独白、海辺のため息のようなものかと。ちなみに現在の時刻は午前1時。夜の海辺のため息を、月がうえからぢぃとみる。それだけ。一応思い出せる限りは今日の出来事を連ねてみようか。その行為がどんな意味をもつかは知らないが。

・確か9時30分ごろに起きた。起きて、11時から近所のインドカレー屋に行く

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【日記】最近知った音楽 2023/07/21

最近知った音楽紹介 2023/07/21

・アーティスト名: Taishi
出会いはこのNadirというタイトルのアルバム。ネットの幽霊と化していたら、偶然見つけた。

このアルバムについてググってみると、どうやら同人音楽らしく、リリース当時 (2008) のころのゲーム (Clover Heart's, リトルバスターズ!, 恋する乙女と守護の楯, しろクロ) のBGMなどをアレンジしたものの

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【日記】20230718

低音 2023/07/18

 夜。苦しい、悲しい、もうやめたい、そんな気持ちが低音のように胸を支配している。その気持ちのもとを辿ってみても、まるで霧のようで、正体をつかむことはできない。いつもそうだ。何が苦しいのか、何に苦しんでいるのか、そのもとを言語化できたためしがない。だから解決のしようがない。
 それでいて、時たまふらっと連絡をよこす知人のような距離感で、なんともはがゆい。いつも一緒にいる

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【日記】雨、夏、傘 2023/06/30-



怒ったように降りしきる雨の音を聞きながら、胸のうちからこぼれる言葉をここに残す。
不安とか、心配とか、喜びとか、そういう言葉では言い表せない、煙る霧のような日々。どこかを目指そうにも遠くはみえず、それよりも足元を見るのに精一杯だった。
今、たった今は、多くの雨が休む暇なく窓を叩く。日は未だ落ちてなくとも、空は当然ながらグレイで雨もたくさん降るから視界が悪く、霧のような心象と大して変わらない景

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【日記】2023/4/03

深海みたいな夜の時間に,呼吸にともなって零れる言葉をここにのこす。

最近はずっと,なんで生きなきゃいかないかわからない。こういう書き方だと,ここ数日に生まれた気持ちのように思われるだろうが,もうずっと,ずっと,そういう感じが続いている。ときたま,忘れたように,不安のない日々を送れるのだが,酔いが醒めるように,この思いが生まれてくる。
こういう澱んだ気持ちは,おそらく気にしないほうがいいと思う。外

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【日記】本,漫画,曲

最近得たものについて記す。ひけらかす意図は全くなく、また、楽しませる意図もない。そのため、ただ事実を記すだけのnoteであることはあしからず。


・『デミアン』著:ヘルマン・ヘッセ
これはまだ読んでる途中。丁寧でナイーブで、変化に戸惑う少年の心を、ロウソクの灯火のような温度感で描写する。いい感じ。恐らく、まだまだこの本の核心に触れられていないので,もっと読む。

漫画
・『夜な夜な夜な ①』著

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【日記】最近得た要素の整頓


最近繰り返し触れているコンテンツ、つまり、最近ハマっているものを記しておく。この日記を読んでくれた人に、また、遠い未来の自分が読み返した時に、ためになると幸いに思う。多分ならないかも。

"越天楽"
何がきっかけかは忘れたけど,最近めっちゃ聴いている。なんなら今も作業用BGMとして聴いている。ご飯食べるときも聴いてる。
この,何とも言葉にしがたい音色に惹かれる。音色が裏返るような部分は,胸が何

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【雑記】寄せ集め ~2023/02/14


自分自身すら気づかないささやかな想いをすくってやりたい。月の光に照らしたら消えてしまう。街のライトならなおさらだ。
眠れない夜に,願ってやまない思いを膨らませて,膨らませて,もぞもぞベッドに潜る。

×
他人の考えに触れて,他人の呼吸を知った。色を吞んだ。
黄色や朱色,海の色にも似た色もあった。
それぞれが私の中で混じりあって,混じりあって,何とも言えない澱みになった。
それでもよかった。心地

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