【日記】最近知った音楽 2023/07/21


最近知った音楽紹介 2023/07/21

アーティスト名: Taishi
出会いはこのNadirというタイトルのアルバム。ネットの幽霊と化していたら、偶然見つけた。

このアルバムについてググってみると、どうやら同人音楽らしく、リリース当時 (2008) のころのゲーム (Clover Heart's, リトルバスターズ!, 恋する乙女と守護の楯, しろクロ) のBGMなどをアレンジしたものの集まりのようだ。上記のゲームのうち、私はClover Heart's, リトルバスターズ! の2作は実際にプレイしたことがあり、なんならサントラも持っているくらいには作中の音楽は聴き込んでいるが、しかし、意図せずアレンジに出会えて驚きだった。サムネの子かわいいなぁくらいのノリで動画をひらいたんだけども。
ズンズンガンガン、でも時々ほろりな感じでとても良い。ちなみに、元の曲を思い出せないくらいに鬼アレンジされているものもあるので、アレンジ楽曲集というよりは単体の作品として十分に楽しめると思う。
複数の人によるアルバムであるが、その中の一人であるTaishiというアーティストが気になり、その人のほかの作品をいろいろ聴いてみているところ。さきほどはこの曲を聴いていた。

作者の伝えたい感情、思い、胸の内が、作者の生み出す音楽によってきちんと伝わった (と感じる) とき、その曲に出会えてよかったと感じる。
現在でも活動を続けている様子なので、今後も聴いていくのだと思う。

No point in Livingというソロプロジェクトバンド
音楽ジャンルに、デプレッシブブラックメタル (海外名だとDepressive suicidal black metalよりDSBM) がある。略称はデプレ。鬱ブラック、自殺系ブラックとも呼ばれるらしい。なんかすごいな。
1, 2月頃はそのジャンルの音楽ばかり聴いていたが、最近またなんか聴きたくなり、DSBMのwikipediaを覗いていたところ、No point in Livingというバンドが目についたので、いろいろ聴いてみた。
今まで聴いたなかだと、これがお気に入り。

そもそものDSBMの良いところとして、音楽のもつ圧倒的な黒により、日常のアレコレがどろどろ溶けていって、自然とニュートラルな気分になれるところだと思う (ほかの人は知らないが、少なくとも自分はそう思う)。No point in Livingの音楽ももれなくそれに当てはまるが、なんだろうか、圧倒的な暗闇、悲しみ、絶望、そのなかに、少しだけ、わずかな明かりが見える。闇の中に咲く華のように、それを感じられる。そこが好き。いや、そこも好き。
もう疲れて、自分の声も聴けなくなって、どうしようもなくなった人に、部屋を暗くしてヘッドフォンかけて寝転がりながら聴いてほしい。だんだんと落ち着いていく心を感じられるから。

世の中は素晴らしい作品に溢れているが、そのなかでも自分の好みに意図せず出会えたときはなかなか嬉しい。今まで話したことなかった人とたまたま話して、趣味は合うし波長も合うことを知った時、お互いに笑ったときの喜びに近いのだろうか。



より純度の高い活動の支援に協力をお願いします。