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文章から「という」をなくすとスッキリする。ではいつ使えばいいのか?

普段文章を書いていると、「という」を多用してしまう。

「という」という単語は、とても便利で気づかぬうちにさらりと出てきてしまう。こんなふうに。

短い文章ならそれほど気にならないが、長い文章の中で何度も使うと目につき、文章がもっさりと重たくなる。

自分の文章を読み返してみると「という」を乱用し、いつも似たような言い回しばかり使っていた。


自分の文章をもっとスッキリと洗練させたい!


そう思った時に、文章作成にとても役立つ記事を見つけたので紹介したい。

「という」をなくすと文章がスッキリする

結論から言えば、ほぼすべての「という」は消していい。

この「という」対策を教えてくれたのは下の2つの記事。

「という」以外の余計な単語を消してスッキリさせる方法も書いてあるので、自分の文章をブラッシュアップさせたい方には、ぜひ一読(いや二読以上)をオススメしたい。

ざっくりと
「という」は消してみる
「こと」は消すか、具体的な言葉に置き換える

だとうまくいく感触があります。


文章の中に「という」が出てきたら、見直す段階で、消す
消してしまっても意味が通じる場合は、消してOK。
表現として、どうしても残したい場合は、1文に1つだけにする。


さわらぎさんの手書きの添削の中では

「という」の99%は不要!

と赤ペンで書いて言いきってくれている。
ここまでスパッと明快に断言してもらえると気分がよい。


だが一方で自分の中の数学者の血が騒ぐ。


ああ…気になる。


「という」が必要な残り1%とは、何だろう?


「という」が必要になるのはどんな時か?

自分は国語がめっぽう弱い。
高校時代の模試で国語の偏差値36を叩き出した経験があるくらい国語音痴なので、日本語の文法はよくわからない。

あくまで自己流だが日本語で困った時は、英語から逆算するようにしている。
意外かもしれないが、英語から考えるとすんなりと理解できることは多い。


そして「という」も英語で考えるとシンプルでわかりやすい。

こちらの日本語教師向けサイトでは、「という」はこんな風に説明されている。

[意味]
聞き手が知らないであろう物・人・場所などの名前を言う時に使う。
[英訳]
…called / …named
[備考]
・カジュアルな言い方は「~っていう」


「という」
は英語にすると

named(〜と名付けられた)
called(〜と呼ばれている)

に該当する。

つまり「という」は知らない何かの『名前を強調したいとき』に使う単語だと言える。


上のサイトの例文を引用するとわかりやすい。

村上春樹という小説家を知っていますか?
Do you know a novelist named Haruki Murakami?

「鬼滅の刃」という漫画が、世界中で人気があるそうです。
I heard that the manga called “Kimetsu no yaiba” is popular all over the world.

構造としては、未知の「謎のワード」既知の「人・物・場所などのカテゴリー」をつなげて、読者に説明する形を取っている。


だがこれらの例文の「という」は、消しても全く問題がない。

村上春樹という小説家を知っていますか?
     ↓
小説家の村上春樹を知っていますか?

「鬼滅の刃」という漫画が、世界中で人気があるそうです。
       ↓
漫画の「鬼滅の刃」が、世界中で人気があるそうです。


ではどんな時に「という」を使えばいいのだろうか?

別に無くても意味が通じる「という」をあえて使うタイミングは

  • 「謎のワード」の名前をどうしても強調したい時

  • その単語の謎めいた感じをありありと出したい時

くらいしか思いつかない。


例えば、小説や物語の中で「未知の何か」について、はじめて言及したいときに使えるのかもしれない。

ジャイアンという人をすぐに殴るくせに時には情にアツい歌下手の友達がいる。

supercalifragilisticexpialidociousという世界で一番長い英単語がある。

こんな感じにあえて「謎のワード」をポンと前に出すことで、読者に一瞬これはなんだろう?と疑問に思わせたい時に「という」を使うと効果的なのかもしれない。

そんな感じがした。


ではそんな効果を必要とする文章を、今自分は書いているのだろうか?


悲しいかな、否。


今はまだそんな文章を書く機会は少なそうなので、ほぼ100%の「という」は文章からむしり取ってスッキリさせていくことにした。


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