文章から「という」をなくすとスッキリする。ではいつ使えばいいのか?
普段文章を書いていると、「という」を多用してしまう。
「という」という単語は、とても便利で気づかぬうちにさらりと出てきてしまう。こんなふうに。
短い文章ならそれほど気にならないが、長い文章の中で何度も使うと目につき、文章がもっさりと重たくなる。
自分の文章を読み返してみると「という」を乱用し、いつも似たような言い回しばかり使っていた。
自分の文章をもっとスッキリと洗練させたい!
そう思った時に、文章作成にとても役立つ記事を見つけたので紹介したい。
「という」をなくすと文章がスッキリする
結論から言えば、ほぼすべての「という」は消していい。
この「という」対策を教えてくれたのは下の2つの記事。
「という」以外の余計な単語を消してスッキリさせる方法も書いてあるので、自分の文章をブラッシュアップさせたい方には、ぜひ一読(いや二読以上)をオススメしたい。
さわらぎさんの手書きの添削の中では
と赤ペンで書いて言いきってくれている。
ここまでスパッと明快に断言してもらえると気分がよい。
だが一方で自分の中の数学者の血が騒ぐ。
ああ…気になる。
「という」が必要な残り1%とは、何だろう?
「という」が必要になるのはどんな時か?
自分は国語がめっぽう弱い。
高校時代の模試で国語の偏差値36を叩き出した経験があるくらい国語音痴なので、日本語の文法はよくわからない。
あくまで自己流だが日本語で困った時は、英語から逆算するようにしている。
意外かもしれないが、英語から考えるとすんなりと理解できることは多い。
そして「という」も英語で考えるとシンプルでわかりやすい。
こちらの日本語教師向けサイトでは、「という」はこんな風に説明されている。
「という」は英語にすると
named(〜と名付けられた)
called(〜と呼ばれている)
に該当する。
つまり「という」は知らない何かの『名前を強調したいとき』に使う単語だと言える。
上のサイトの例文を引用するとわかりやすい。
構造としては、未知の「謎のワード」と既知の「人・物・場所などのカテゴリー」をつなげて、読者に説明する形を取っている。
だがこれらの例文の「という」は、消しても全く問題がない。
ではどんな時に「という」を使えばいいのだろうか?
別に無くても意味が通じる「という」をあえて使うタイミングは
「謎のワード」の名前をどうしても強調したい時
その単語の謎めいた感じをありありと出したい時
くらいしか思いつかない。
例えば、小説や物語の中で「未知の何か」について、はじめて言及したいときに使えるのかもしれない。
こんな感じにあえて「謎のワード」をポンと前に出すことで、読者に一瞬これはなんだろう?と疑問に思わせたい時に「という」を使うと効果的なのかもしれない。
そんな感じがした。
ではそんな効果を必要とする文章を、今自分は書いているのだろうか?
悲しいかな、否。
今はまだそんな文章を書く機会は少なそうなので、ほぼ100%の「という」は文章からむしり取ってスッキリさせていくことにした。
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