iPhone用写真スキャナーの販売終了。広告宣伝の大切さ

2020年12月9日 18:56

愛用していた商品が『販売終了』になるのは、とても残念ですよね～（涙）

いくら良い商品でも、多くの人に知ってもらえないと、世の中から消えて行ってしまう・・・これは、私たちの仕事も同じことだと思いました。

人材教育家でマナー講師の井垣利英です。今回は、私が愛用しているアルバムに貼った写真を、テカることなくキレイにスキャンできる、画期的なiPhone用のスキャナー『Omoridori』が販売終了になりました。このもったいない現実を、自分の仕事にどう活かすか？について書きます。

ちなみに私は、広告や写真のプロでも、この商品の関係者でもありません。単に、もったいないと思ったこと。そしてそれを、自分の仕事にどう活かしたら良いか？を考えたいのです。

◆アルバムに貼った写真をデータ化するときの難しさ

上の写真は、私の生まれたころのアルバムです。アルバムに貼った写真を、スマホやスキャナーで取り込もうとしても、アルバムのフィルムが反射して、なかなかキレイに取り込めませんよね？あなたも、一度は経験があるでしょ？！

キレイにデータ化するために、アルバムから写真をはがそうとすると、アルバムにしっかり貼りついていてはがれなかったり。写真の表面のコーティング風なものがバリバリになり、写真が台無しになる・・・

どうしたら、アルバムに貼ってある写真をキレイにデータ化できるかな？と思っていました。そんなとき、たまたま見ていたテレビで、iPhone用スキャナー『Omoidori』の存在を知ったのです。

これは先日、スタッフの亡き愛犬の写真を『Omoidori』で取り込みした時のもの。アルバムに貼っていない写真でも、写真をスマホで撮影すると、光が入ってテカってしまい、なかなか上手く取り込めません。でも、『Omoidori』を使うと・・・

写真の上に機械『Omoidori』をおいて、ボタンをタップするだけで、キレイに取り込みができます。

左がスマホで撮ったもの。光が入ってしまっています。右が『Omoidori』で取り込みしたもの。作業は一瞬で、紙焼きした写真と同じキレイな状態で、テカりもありません。これスゴイでしょ？！

こんな素晴らしい商品だから、スタッフも「この商品が欲しい！」となったのです。ところが・・・彼女のiPhoneは最新モデルで、『Omoidori』は販売終了していて、iPhoneSE（第２世代）に対応した後継モデルは作っていないと分かったのです（涙）もったいなさすぎる！！

Panasonic創業者・松下幸之助氏は、広告宣伝の意義について、「良い商品であればあるほど、より早く、より広く、それを世間に知らせる義務が企業にはある」とおっしゃっています。

商品自体がどれだけ優れていても、幸之助さんがおっしゃっているように、それを知らせることをしていないと、世間の人たちに知ってもらえない＝買ってもらえないのです。

こんなにすごいアイデア商品『Omoidori』が販売終了になった理由は、広告宣伝の不足じゃないのかも知れません。でも、明らかに認知度が低かったのは確か。だって私の会社のスタッフは、かなりの情報通なのです。その彼女ですら、知らなかったのだから・・・

改めて私たちの仕事も、新しい商品も、自分が持っている知識も。この情報があふれかえっている今、どう知ってもらうのか？その広告宣伝の方法は、５年前とは全く違います。ましてや１０年前なんて、比較にならない。

世の中の流れ、新しいサービスを学んで、しっかり取り入れて、私たち自身も常に変化していかないといけませんね。どんなことからも、学べます。

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