うつけ者散文

うつけ者のうつけ者によるうつけ者のための駄文散文を綴ります。 沖縄出身、東京在住。 役…

うつけ者散文

うつけ者のうつけ者によるうつけ者のための駄文散文を綴ります。 沖縄出身、東京在住。 役者活動をしてます金城 裕一(きんじょう ゆういち)と申します。 以後、よしなに。

記事一覧

うつけ者の朝

朝が苦手だ。 ギリギリまで寝ていたい。 原因はわかる、夜更かしだ。 1日に満足して終えることが少なく、早く寝るとなんだか勿体無い気がしてだらだら遅い時間まで起き…

うつけ者、コインを拾う

西新宿で11円玉を拾った。 正確には10円玉と1円玉。 昔から落ちてるコインを拾わずにはいられない。 というか落ちてるお金をどうしても拾ってしまう病。 地元で裸の7千…

うつけ者散文
1か月前
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うつけもの、髪をどうにかしたい。

髪。 髪という字を見るたびに思い出す。 小学生の頃、国語の授業で【髪】の漢字を習った。 「髪という字は『長〜い友だち』と覚えてください。」 昔こういうCMがあった…

うつけ者散文
2か月前
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うつけ者、銀座を歩く。

銀座にはあまり来ない。 否、来ることが少ない。 一緒。なんで言い直した。 何が「否、」なのか。 銀座は自宅の最寄駅からアクセスが悪いというのも大きいが、銀座という…

うつけ者散文
2か月前
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うつけ者の朝

うつけ者の朝

朝が苦手だ。

ギリギリまで寝ていたい。

原因はわかる、夜更かしだ。

1日に満足して終えることが少なく、早く寝るとなんだか勿体無い気がしてだらだら遅い時間まで起きる。

だらだら起きたからといって1日の満足度が上がるわけではないが、仕事だけで終わってしまわぬようにするためのささやかな抵抗である。

そのため日中に居眠りをかますことが多々あること、迷惑を被ってる人に謝りたい。陳謝。

まぁそんな

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うつけ者、コインを拾う

うつけ者、コインを拾う

西新宿で11円玉を拾った。

正確には10円玉と1円玉。

昔から落ちてるコインを拾わずにはいられない。

というか落ちてるお金をどうしても拾ってしまう病。

地元で裸の7千円を拾ったことがある。

道に散らばった7千円。
その上をタクシーが走り去りお札がひらひら舞っていた。

しっかり拾って最寄りの交番に届けた後、時を経て落とし主が現れなかったため我が物になった。

7千円を裸のまま落とした落と

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うつけもの、髪をどうにかしたい。

うつけもの、髪をどうにかしたい。

髪。

髪という字を見るたびに思い出す。

小学生の頃、国語の授業で【髪】の漢字を習った。
「髪という字は『長〜い友だち』と覚えてください。」

昔こういうCMがあったんです。と先生は得意げに言いながら黒板に大きく、
かみかんむりの下に友の文字を書き上げた。

髪。

なるほどたしかに覚えやすい、と感心した思い出がある。
そこから一度も髪という字を間違ったことはない。

その教えがなければ今頃【髪

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うつけ者、銀座を歩く。

うつけ者、銀座を歩く。

銀座にはあまり来ない。
否、来ることが少ない。

一緒。なんで言い直した。
何が「否、」なのか。

銀座は自宅の最寄駅からアクセスが悪いというのも大きいが、銀座という街は自分には些かプレッシャーを感じる場所だ。

ここは金持ちしか歩いてはいけないところ。
家で札束を燃やすような種族ではないためそんな自分は銀座を闊歩する権利がない。

家で札束を燃やして初めてザギンを大手を振って歩くことができるとい

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