マガジンのカバー画像

書くこと

27
運営しているクリエイター

#ライター

好きは広がる、でもファンではいられない

好きは広がる、でもファンではいられない

好きを仕事にすることの是非について、いろいろなところでよく目に耳にする。好きを仕事にすると人生が楽しくなるとか、むしろ好きなものを好きじゃなくなるとか。

その点、ライターという職業は、多かれ少なかれ「好き」を抱えて仕事をしている人が多い印象がある。「書くのが好きだからライターになった」とか、「このジャンルが好きだから、この人が好きだから取材したい」とか。

わたし自身、ライターと名乗って仕事する

もっとみる
簡単にみえる基本をやり抜く

簡単にみえる基本をやり抜く

高校受験のときも大学受験のときも、先生には「応用問題をやるより、教科書に書いてある基礎を徹底して身につけたほうがいい」と言われた。

実際にやってみると、基礎って簡単そうに見えて、意外と奥深い。わかってるつもりでいただけで、ちゃんと理解できてなかったり、覚えられてなかったり。しかも教科書に目を凝らしてみると、小さい文字でさらに発展した内容まで書かれてて、「基礎って意外と広くて深くない!?」と思った

もっとみる
「人間性」がにじみ出る仕事について思うこと

「人間性」がにじみ出る仕事について思うこと

数ヶ月前、テレビの特集番組で、『万引き家族』でクランクアップを迎えた樹木希林さんが映っていた。彼女は、今回の撮影で「自分が足を引っ張ってしまったと思った」という話をしていた。もっと取り残されたようなお婆さんを演じればよかったのに、意思がはっきりしたお婆さんになっちゃった、と。

それに続けて、彼女は「それは私の性格からくるもので、やっているうちに監督がそっちの方へいっちゃったんだね」と言った。

もっとみる
キャラ立ちしたいならブログを書こう、私も書くから

キャラ立ちしたいならブログを書こう、私も書くから

株式会社人間での、大阪ライター交流会に行ってきた。

きっかけは、偶然にも少し前に人間さん(※会社名です。笑)の制作実績を見て心動かされ、気になっていたこと。
そして、今回のテーマ「(ライターに)キャラ立ちって必要?」が自分にどんぴしゃな気がしたこと。

わたしは「ライターとして」に限らず、自分の武器というか、得意技みたいなものが欲しいと常々思っている。

実際、すぐ思いつく個性は身長がか

もっとみる
塩谷さんに学んだ、webメディアの世界観と哲学のこと

塩谷さんに学んだ、webメディアの世界観と哲学のこと

今月15日、milieuを運営する塩谷舞さんの有料note限定イベントにいってきた。

個人で運営しているmilieu(ミリュー)というメディアが有名で、バズライターと言われたり、インフルエンサーとしても知られる塩谷さん。わたし自身、ミリューはとても好きなメディアで、塩谷さんは憧れというかもはや神みたいな存在に思っていたから、イベントに行けて本当に嬉しかった。

そのイベントでの気づきをざっくばら

もっとみる
「感想を言葉にする」は、最高の贈り物になる

「感想を言葉にする」は、最高の贈り物になる

先日、塩谷舞さんのnote読者向けイベントについての記事が、Twitterのnoteアカウントにリツイートされ、さらにnote編集部のお気に入り記事マガジンに入れてもらえた。

そのおかげで、2日間くらいで500人以上の人にこの記事を読んでもらえた。

それ自体も嬉しかったけれど、それ以上に嬉しかったのは、いいねをくれた人がいたことと、その感想を書いたり送ったりしてくれた人がいたことだった。

もっとみる