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インター生はイースターホリデーが終わり、学年最後に向けの試験に備える季節です。

この時期には授業もスピードアップし、カリキュラムの遅れを無理やり取り戻す先生も多く、家庭での予習復習をさぼるとついていけなくなる時期です。

また、学年が変わる夏休みの間に、何をするかを煮詰める時期です。

サマースクールや休暇の日程を考え、予約を進めていることでしょう。、

そこで忘れてはいけないこと。それは・・・

それは、自由研究ですね

学校で課題としてだされない場合でも、せっかくなので、やりましょう。自由研究。

学年がかわり、10月ごろにサイエンスコンペティションの案内があることも多いです。

その場合、夏休みに下地を作っておいた研究を進めることで、他の生徒よりかなりリードした場所から研究ができます。

自分で興味あることを探す目的としても、夏休みの間に自主的になにかを研究するのは良いことです。

もちろん、できればサイエンスですね。

サイエンスを大げさに考えないで。

しかし、あまり幼稚に考えないで。

大人でも楽しめるのが研究ですが、すすめていくとどんどん奥深くなり、大人でも太刀打ちできない興味の沼にはまることも。

小学生と、セカンダリー、しかもセカンダリーのロワーとアッパーでは研究を行うことの意味がかなり違います。

将来に向けて、自分でいろいろやってみるには、夏休みという長期休暇は便利なのです。

さて、親が子供といっしょに行うことも考えて、いろいろな案はすでに何度も提示してきましたが、改めてアイデア出しの手順を話しておきます。

何を研究すればよいの? という疑問は、小学生の自由研究を想像すればよいのですが、親にも悩みの種です。

まず、何か1つを考えます。妥協できる研究内容を探します。つまり、趣味や好きなこと、最近行った場所や学校で面白かったサイエンスの授業などを思い出します。

例えば以前も提案したことのある「塩の中のマイクロプラスチック探し」の研究を例にしてみましょう。

これは、テレビなどでも一時期話題になりました。異物混入ネタでもありますが、環境問題として定番です。

小学生低学年でもある程度は面白く進められる研究です。

まず、スーパーで売られている世界中の塩を購入。

ルーペ、顕微鏡レベルでの異物探し。

販売会社に配慮した発表をしましょう。

砂糖より塩、天然塩だけでなく、合成塩でも。

同時に塩の結晶作りや、塩を独自に作ってみることも。

環境問題も同時に考えます。塩から環境問題を読み解く研究にスイッチできます。

さらには塩と健康の関係性を。突き詰めれば医学になります。これは高校生でもおススメです。医学部を目指す場合は、塩という物をもっと科学的に考えたり、食事に関して細かく研究できます。

さらに、砂糖に代わるものは人工甘味料がありますから、塩に代わるハーブなどの研究も。

塩と漢方の関係も。

お住まいの国の塩に関する歴史は、文系の生徒にも使える研究になります。

最初から立派な内容の研究をしたいというのは無理です。

簡単そうなことから始め、それを年齢に合わせて昇華させます。

応用していくのです。

研究を進めながら応用していけば、いきなり難しすぎて挫折することがなく、途中まででもまとめれば研究として残ります。

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