美術批評の快楽
美術批評は、なかなか難しい。
そんな私でも楽しめる批評はあった。
今回は三つ紹介しよう。
ロラン・バルト『明るい部屋』
写真論。自由闊達な分析が楽しい。バルトはウジェーヌ・アジェには興味がないらしいが、私は好きだ。
松浦寿輝「インテルメッツォ-バルテュスの絵をめぐる」(『官能の哲学』ちくま学芸文庫)
バルテュスの「街路」についての考察。好きな絵なので、読んでみた。描かれている場面の一瞬後を想像していたりして、面白い。
和辻哲郎『古寺巡礼』
法隆寺の救世観音のところしか読んでいないのだが、面白かった。モナリザの微笑との比較のくだりが興味深い。
比較的読みやすいので、是非ご一読を!
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