北京オリンピック
昨年の東京オリンピックが前例となってしまったので、今年もコロナ下でのオリンピックが北京で開催となった。
冬季オリンピックながら、「春節」を全面に打ち出した開会式。
選手入場のときには、バッハならぬヴィヴァルディの「春」が流れていた。
春の到来のイメージに、コロナが明けた未来を重ねているのだろうか。
演出は、2008年の北京オリンピックと同じくチャン・イーモウ監督。
14年前との違いは、何といっても映像技術だ。
LEDヴィジョンやらレーザーライトやら盛り沢山だった。
また、前と比べて一個人のパフォーマンスが目立つ場面が少なかった。
これは、習近平以外は目立ってはいけないという個人崇拝的な独裁体制の影響か。
そう考えると、あの巨大な雪の結晶のオブジェは、中華思想を表しているのかもしれない。
大きな華の中に、各国・各地域が包含されているというわけだ。
それはそうと、トーチをそのまま聖火台として用いる演出は、脱炭素のメッセージが感じられて興味深かった。
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