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自分を褒めるなんて難題だったから

耳に入れる「言葉」を意識してみた。

十数年前、今の精神科の先生に、
自分の良いところ、
好きなところを挙げられる?
と聞かれて
黙りこくってしまった。

なんでもいいんだよ?
と言われても、
頭は真っ白w


「聞く言葉」がどう影響するかを
丁寧に説明してくれた。


ある時、ふと思いついたのが、
犬や猫に「かわいいかわいい素敵な子」
と話しかけている自分がいるということ。

自分自身を褒めるのが
どうしてもできないので、
今まで以上に、
「声に出して、犬や猫を褒めるようになりました」
そう先生に告げてみると、
それでも効果は期待できるらしい。

“自分の発した言葉を自分が聞いているから。”

とのこと。


それならできると、
毎日、話しかけるようになった。


何年かかったかはわからないけど、
気づけば
「ダメ人間」
「ブス」
「可哀そうなヤツ」
そんなような
自分を批判するだけの言葉に
脳内の100%を支配されることは
激減した気がする。


惨めさも不様さも消えないけれど
「だから何?」
って自分も現れたりもして
ただ、ここまで生きてきた自分に、
「よくもまあ頑張ってきたね」
と、最近、やっと、
心から思えるようになった。




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