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積み減らすために「書く」

「人生は積み上げるな、積み減らせ」

ぼくが大好きな芸術家、岡本太郎さんのことばだ。

この言葉を聞いたとき、頭の奥のおく、右脳と左脳の狭間で青白い雷が落ちた気がした。そして、反射的にスマホのメモ機能にこの言葉を打ち込んだことを昨日のように覚えている。

新鮮で、それでいて本質をつく鋭い言葉だなと思った。

積み上げまくった27年だったなと。当時、27歳だったぼくはしみじみとそう感じた。

あれから約2年。積み減らすを意識するなかで「これは欠かせないな」と思う習慣できた。それが「書く」習慣。

ジェームス・キャメロンさんの「ずっとやりたかった事をやりなさい」という本の中で出てきた「モーニングページ」という思考整理術が、ぼくの中でとてもフィットしたのだ。

考えて書くのではなく、自然と頭に出てきた言葉をそのままの形で書いていく。巷ではこれをジャーナリングとも呼ぶらしい。


この一見すると意味のないようにも感じる行為を約2年続けてみると、頭の中のモヤモヤが少なくなり、常に心に空き容量を感じられるようになった。


書くことで意識することから解放され、積み上がるのではなく、積み減っていったのだ。


思考を頭の外に出す。そういう感覚なのだ。


積み上げすぎると、いつか情報や思考というものの「大きさ」に押しつぶされ自分を見失ってしまう。


だから書いて書いてかきまくる。
積み減らして、積み減らして、積み減らしまくる。


すると空いた頭の中のスペースに、自分のアイディアや閃きといった、クリエイティブが滲み出てくる。 


 

それをまた書く。もしくは自分で表現したり作り出したりして世界に表出していく。アウトプットするのだ。そうしてまた頭の中から積み減らし、また次へつぎへと繋がっていく。


これがおもしろいように上手くいく。


書くことでポジティブのループを作り出すことができるのだ。1度この感覚を味わうと、より書く習慣やアウトプットの習慣が板についてくるのを感じるだろう。


書くことで救われる人が多くいると思う。


だからぼくは書く。書くことで得たものをこれからもnoteやSNSで発信していく。いま積み上げすぎて、思い悩む人を1人でも解放するために。そしてぼく自身のために。


ひたすらに書く。書くのだ。
積み減らす。積み減らすのだ。





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