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オンライン日本語講師は副業がオススメな理由

私は副業として、2021年1月からオンラインで日本語講師をしています。
未経験からスタートしたので、最初は手探りで色々と調べながらで少し大変なこともありましたが、勇気を出して始めてよかったなと思っています。

最近は副業解禁になった会社も多いと聞きます。
私の勤めている会社も副業OKなので、同僚の中にはヨガインストラクターや英会話の先生、ファッションアドバイザーとして活動している人もいます。ファッションアドバイザーの同僚は地元のTVにも出るほどでかなりの活躍ぶりです(笑)。

皆さんの会社はどうですか?
副業OKでしょうか?
今日は私が実際に日本語講師という仕事をやってみて感じること正直に書いてみたいと思います。

⚠️専業で日本語講師(日本語教師)として働くことを否定しているわけではありません。あくまでも私の個人的な感想ですので、誤解なきようお願いします。

オンライン日本語講師とは?


「オンライン日本語講師」という仕事は、文字通りオンラインで日本語を教える講師という意味です。オンラインで外国人に日本語を教える先生の仕事です。
日本語学校で教えている先生たちは「日本語教師」と呼ばれていて、2024年4月からは日本語教師は国家資格である「登録日本語教員」となったようです。なので私は自分のことを「日本語講師」と名乗っています。

英語に関して言うと、オンラインで英語を学べるスクールはたくさんありますよね。私がむかし使ったことがあるのは、DMM英会話とEnglish Bellというところでしたが、あと思いつくのはレアジョブ、hanaso、NativeCamp…と数多く、探せば色々出てくると思います。

最近は日本語を学べるサイトも増えていて、世界の日本語学習者も増えているので日本語講師の需要もけっこうあるようです。

国際交流基金(JF)が3年おきに実施している「海外日本語教育機関調査」によれば、2021年度時点における全世界の日本語学習者は 379万4714人にのぼります。1979年の調査では、学習者は12万7167人。約40年の間に、学習者の数は約30倍に増えたことがわかります。

The Japan Foundation 国際交流基金

日本語学習者がこんなにたくさんいるとは、びっくりしませんか?
私も教えていて思うのですが、日本に興味のある外国人って本当に多くて、一生懸命に勉強している方が多いんですよ。アニメやゲームが好きな方も多いですし、宮崎駿作品が好きだという方も結構いらしゃいます。

映画やドラマ、音楽など、興味を持つきっかけは人それぞれですが、もっと知りたいと思うとその言葉を理解したいと思うのでしょうね。

生徒の求めるニーズはさまざま


定期的に教えている生徒に対しては会話レッスンがメインですが、単発でリクエストが来る場合はお受けできるリクエストのみ対応しています。

私がいままでに出会った生徒たちのことを思い出して、ちょっとリストアップしてみたいと思います。

・日本のアニメが好きで学び始めた完全初級者
・学校(高校や大学)で少し日本語を学んだことがある初級者
・日本旅行を計画中で旅行会話を学びたい方(初級者、中級者)
・日本人と結婚したため配偶者の家族とコミュニケーションがとれるように会話練習したいという中級者
・語学学校で初級日本語を学んだあと独学で学んでいる中級者
・完全独学で学び語学交換の日本人と会話練習しつつ(友達は間違いを直してはくれないので)レッスンも受講中の中級者
・日本に留学経験があり、帰国後勉強を続けている中級者
・日本に留学中だけど会話の機会が少なく会話練習希望の中上級者
・大学で日本語を学んでいて、会話練習希望の大学生(初級者)
・日本の会社への転職希望で勉強している中上級者
・将来日英翻訳者になることを目標に学んでいる上級者(英語の先生)
・日本語に興味があり学び始めた初級者(在米の韓国語の先生)
・履歴書と職務経歴書の添削希望の上級者
・オランダ在住の韓国人上級者;日本人の医者がいる病院に子供を連れていくため症状を正確に伝える表現を知りたい
・日本在住のアメリカ人の方で奥様が出産予定なので産婦人科で伝えるべき内容を教えてほしい

いかがでしょうか?結構様々だなと感じませんか?(笑)

会話のレッスンって結構需要があるんですよね。文法をわかりやすく教えてくれる先生も必要ですが、会話練習の相手や会話力をアップさせてくれる先生も必要なのです。言葉はやはり使うものなので、学んだあとは使いながら練習してこそ使いこなせるようになります。そのお手伝いをするのが日本語講師の仕事だと思っています。

一期一会となる出会いもありますが、一度教えたことのある生徒のことは記憶に残っていて、元気にしてるかなとふと思い出すことがあります。

だれもが「先生」になれる


私は、だれもが何か(得意分野)の先生になれると思っています。

例えば、会社で人事関連の仕事をされている方でしたら履歴書チェックや面接の指導は得意なのではないでしょうか?
営業経験が長い方でしたらプレゼン資料の添削やアドバイスはお手のものでしょうし、サービス業で働かれている方でしたら、ビジネスマナーや敬語表現の指導は一般の方より上手にできそうですよね。

オンラインで教えていて思うのは、生徒さんの興味のある分野が指導する講師の得意分野とマッチすれば、生徒のレッスン満足度が高いということです。

ビジネスに関係ないことでもいいのです。
「アニメ好き」「映画好き」「旅行好き」といったことでも、同じ趣味を持つ生徒となら楽しい会話が続き、喜ばれます。

最近は、政府もインバウンド需要獲得に躍起になっていますし、円安の進みも相まって外国人がたくさん日本に来てくれてますよね。お仕事で外国人の対応をする機会が増えた方もいらっしゃるかもしれませんが、今後もこの流れは続くでしょう。外国人の対応に慣れていることがプラスになることもあるのではないでしょうか。

オンライン日本語講師はなぜ「副業」がおススメなのか


そういうわけで、じゃあオンライン日本語講師をやってみようかなと思ったとき、できれば副業でまず挑戦するほうがいいと私は思います。

オンライン日本語講師という仕事のメリットを挙げると、

● 働きたいときに自由に働ける(時間の自由)
好きな場所で働ける(場所の自由)
● パソコンとインターネットさえあれば初期費用なしで開始可能

ですが、講師が自由に働けるということは、裏返すと、当たり前ですが、生徒も自由にレッスンを受けることができるということで、拘束力がないのです。学校ではないので、いやだと思えばいつでもやめられます。

欧米の生徒さんは特にクリスマス時期や夏の時期は長期休暇をとったりします。アジアの生徒さんであっても大学生であれば試験期間中はレッスンを受けませんし、社会人であってもライフイベントで例えば友達や彼氏彼女と旅行に行く際にはレッスンを受けません。
毎月一定のレッスン申請が来るとは限らないということです。
オンラインレッスンを行っている先生たち皆が感じるところだと思います。なので、オンライン講師の仕事のみで生計を立てるのは収入が不安定になる可能性があり、精神的にもよくないんですよね。

本業があり副業で日本語講師の仕事もするというのが一番いいのではないかと思います。本業などで得た知識やスキルとの掛け合わせで教えるというのはオンライン日本語講師ではとてもプラスになります。
また、日本語講師の仕事は年齢制限がないというのもメリットだと感じます。年齢を重ねるほどに経験豊富になりますので、その風格が生徒には安心感につながります。

将来年金をもらいながら、少しだけ自宅で日本語講師をするというのもいいかなと思ったりします。実際、シニアの方がオンライン日本語講師をしてらっしゃるのを見たことがありますし、生徒さんからのレビューも良いようです。

オンラインという自由な性質上、楽しんで教えられるような心の安定が保ててこそ、生徒も安心してリピート受講してくれるような気がします。
「教える」というのはある意味エネルギーのいることだと思うので、講師が良いエネルギー状態でいることも大切だと思います。

本業以外に何か挑戦してみたいなと思われている方、オンライン日本語講師に挑戦してみてはいかがでしょうか? 外国人との会話は教わることも多く、世界が広がりますよ^^

最後までお読みいただきありがとうございました。


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