WWOOFを使ってカナダでファームステイをしてみたよ
こんにちは!カナダワーホリ中のほたぴよ(@Hota_piyo)です✨
ヌナブト準州という極寒の地で働き(マガジン参照してください)、今月からBC州に来ています。*すでに帰国済みです
(どうでもいいですが、BC州にいる人とやりとりをするときに英語がわからなくてグーグル翻訳を使うと「BC」が「紀元前」と翻訳されていつもおかしいことになります笑。)
1.WWOOFって何?
WWOOF(ウーフ)は、農業体験と交流のNGO団体です。1971年にロンドンで設立されたそうで、今では世界中に広がっています。日本にもあります。オーストラリアでワーホリする人とかはよく使っていると聞きます。真相は不明ですが。
基本的には無償。労働力と食住のトレードですね。
労働時間は週に15~25時間くらい。
私が去年度に日本で行ったボラバイトは賃金が発生し、1日10時間ほど拘束されていたのでそのあたりは違いますね。
また、WWOOFの特徴は、有機栽培に力を入れているホストが多い点でしょうか。
申し込みはいたって簡単ですが、ホストによってはメールの返事がないことも…。念のため何件も申し込みをしておくといいと思います。
(ちなみに登録には数千円かかりますのでご注意を!!)
大規模農園の場合は1ヶ月以上の滞在が望ましいところが多いですが、私はどうしてもビクトリアに行きたかったので「バンクーバーアイランド」「短期OK」で絞って検索をしたためこじんまりとしたところばかり見つかりました。
なので、大規模農園で「カナダ!!!」っぽいものを体験したい人には参考にはならない記事かもしれません。。
逆オファー制度もあり、何件かからは「うちに来ない?」と連絡もいただきました。プロフィール写真を北海道で農業をしていた時の写真にしていたのもGOODだったみたいです。
2.いざ、バンクーバーアイランドへ💛
5月に入りBC州全体で移動規制がかかっていたのですが、偶々知り合った日本人が「WWOOFなら移動OKですよ(労働に値するとみなされるため)」と教えてくれたので申し込みをした、という経緯がありました。
フェリーでえっちらおっちら移動です。
フェリーの乗車時間は1時間半ほど。
フェリーは当然ながらガラガラでした。
移動についてはいろいろな人がブログで紹介しているので、詳細はそちらを確認してみてくださいね。
3.【1か所目】子育てやジェンダーについて
1件目はビクトリアの近くにある普通の住宅街にあるお家へ。
こちらでの作業は、庭仕事でした。
ひたすらタンポポや雑草を取り続ける作業…………。
ここのお家で楽しかったことは、家族の様子を見ることでした。
朝と昼は各々適当に食べます。
夜ごはんはお父さんが作ってくれます。
大抵は一品料理。
食器洗いはみんなで。
掃除は・・・まぁなんとなくやっておく。
10歳くらいの子供がいたのですが、「Mom, I love you.」ってさらっと言ったり、お母さんが命令調で何か言っても素直に「はーい」と従ったり。
なんか素直で素敵な家族だなぁって当たり前のことを考えさせられました。
何を隠そう、どう接すればいいのかがわからず実は子どもへの苦手意識がある私ですが(笑)「子どもだから」ではなくて、1人の人間としてきちんと対応をするという方針が垣間見えて、勉強になりました。
食後はよくボードゲームをやりました。
何種類のゲームがあるの?っていうね。
ただでさえルール把握が大変なので頭使いまくりですよ。
とはいえやることがある日は断るのも自由。
強制力は全くないし、「遊ぼう~」「今日はだめ~」「OK~」、以上です。あと、遊んでもmax1時間っていう感じ。ぐだぐだすることはありません。気楽だーー。
また、いろんなところに住んだことがあるお母さん曰く、
とのこと。
なるほどね、妙に納得感。
彼女は某日系大手企業の海外支店で働いていた経験もあり、日本人の慣習も知っています。
だからなのか、私が今、日本を離れてカナダに来てみた理由やダイバシティを求めているという話に対し、「I agree.(わかるよ)」って言われました。
1日3時間くらいの労働でこんなに学びをいただけるなんで贅沢なWWOOFです。コストゼロですよ。
(とはいえ、共同生活にはストレスもつきものなので私には1週間くらいが丁度よかったですw)
4.【2か所目】自然を楽しみポジティブに生きる
2か所目は同じバンクーバーアイランドですが少し車を走らせたところにある場所に行ってきました。
29歳の夫婦&ご両親でやっている小さな農場。
個別配達&お店への出店・・・生計、これでなりたつのかな・・・。(人生、何を優先するかですね。)
イギリスで出会い4年前にカナダで生活を開始。
いや~出会いがグローバル!!当たり前だけどもう何でもありね!!!
女性のほうがとっても明るくて人を巻き込む元気な人。
旦那さんがあんまり前に出ずに整理とかしていく人。
(余談ですが女性のことを「奥さん」以外に何て言えばいいんだろう、っていつも迷う。「奥さん」って言葉嫌なんですよね…)
まぁ夫婦で営んでいるから、生産量とかタスクの相談とかは割とガチで言い合っています。笑。
でも仲いいのが伝わってきていい関係性だな~~!!と!!
真逆な部分があるからうまくいく面もある。夫婦の性格ってよくできていますよね!!!
15:00頃には仕事を終えて、海辺に行ってギターを弾いたり、泳いだり、飲んだり。帰ったらちょっと映画を観て日付が変わる前にベッドへ。(21:00頃まで普通に明るい)
しかもビクトリアに行けば何でも手に入るし、ちょっと船に乗ればバンクーバーですからね。都会と自然のいいとこどりですよ。
だからなのか、全然田舎臭くなくて、年齢だけで考えると30代前後の人達も多く住んでいる。そういうのがいいな、と。
人々もとてもフレンドリーですれ違う度に「Hi!」って挨拶をかわすのとか、いいなぁ、と。
実は数年前まで、こうやって海辺で何もしないで過ごすことの楽しみがさっぱりわからなかったんですよね。
旅行は予定をぎゅうぎゅうに埋めてなんぼなタイプでした。
「え・・・島?何するの・・・????」みたいな。←偏見で話すと沖縄に行けないタイプ。
あとはキャンプとか山登りとかそういうアウトドア系にもものすごく苦手意識がありました。
でも今は豊かだなーって…。
なんだろう…歳とった証拠かなぁ。笑。
数年前に気付いていたら、日本での旅行ももう少しこういう楽しみ方があったのかもしれない!!と思うこともありますが、まぁそれはそれですね。
遠くにアメリカの山が見えたのにも感動しましたね。
コロナが落ち着いたら絶対に足を運びたいものです。
彼女たちの生活を見ていて、私がどんな場所に身を置いてどんな状態でいたいのか、より明確になったような気がしました。
ちなみにここでも朝・昼は適当。
夜はなんか持ち回りで料理していました。
食べられればOKよ、な味つけ。笑。
(ちなみに週明けにお好み焼きを作ってというリクエストを受けていますw)
いや~ほんと、日本の食に対するこだわりってすごいな、と改めて…。
バンクーバーアイランドの道路や木々、気候が北海道ととても似ていました。
5.どんなスキルが必要?
WWOOFは、基本的には誰でも参加できます。
でも、2か所での経験をしてみて(現在も継続中)このスキルはないよりあったほうがいいかな!という点を自分なりに考察してみました。
共同生活が苦手な人はそもそもWWOOFをやろうとは思わないと思うのですが、これ、多分一番大事だと思いました!
※ちなみに私は常時べったりは無理なタイプです!でも、コロナのせいもあるのかその辺はどうぞご自由にって感じです。YesかNoをきちんと言えば大丈夫。
「食器あらって」「ごはん作って」「ここ掃除して」「これ買ってきて洗濯しておいて」等々。
みんなで生活をしているわけだから、こういう助け合いも大切になってきます。
また、言われなくても食器を元に戻しておくとか、テーブルを拭いておくとか、シンクの生ごみを捨てるとかそういう当たり前のことも積極的にやりましょう。料理できない人はそれでもいいです。自分の役割を見つけて行動しましょう!!
「モテるため」とか「女子はこうするといい!」みたいなお作法(笑)が前面に出るBBQとかは本当に虫唾が走るんですが(メディア情報を見過ぎた個人の偏見です)、家事においては、男女の役割とかまったく関係ないです。
英語に自信がない人はなおさらこれだけはできたほうがいいですよ本当に!!!!!
もちろん外国の機械なので「・・・スイッチどこ・・・???」みたいなことも発生しますがね笑。
少なくとも私は日本で少し経験をしていたことは役に立ちました。
レタスの雑草を取る仕事や種まきをしたのですが、作業内容(機器も含めて)がまったく同じだったので、すんなり手伝うことができました。
必須スキルではないです!!
でも、一度経験をしたことがあったので英語でちょっとわからないことがあっても想像することができました。
↓ちなみに野菜はこうやって洗って乾燥させていました。
まさかの洗濯機乾燥。
これはね、まぁないよりあったほうがいいです。
当然申し込みから何から何まで、英語で行われます。
ネイティブの会話を間近で聞くことができるので、真似したり勉強にもなりますよ。
まぁ、相変わらず雑談はついていけないこともありますし、カナダのテレビの話とか知らんよ・・・ってことも多いのですが、英語環境って大切ですね。
6.終わりに
カナダでのWWOOFは、やりたいことの1つでした。
旅行は好きだけれども、現地の人と出会って、現地の人と街を歩いたり体験をすると、より一層濃いものにしてくれる。
こうしたサービスが生み出される理由もわかるし、私はそういう旅がすきだな、と思っています。
もう少し状況が落ち着いたらソルトスプリング島にも行ってみたいものです✨
See you later!
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