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[看護師採用サイトをつくる③]病院と看護学生・求職者の間にある”溝と壁”
「病院のホームページはいいことしか言わない」“ブラック企業”という言葉に象徴されるように、職場の待遇や労働環境に厳しい目が向けられています。病院職員の採用でも「ブラック病院の見分け方」「ブラック病院の特徴」といった見出しがネット上には踊り、「職員の年齢層がベテランばかり(若い看護師への対応が厳しいから)」「勉強会や飲み会への強制参加を求められる(勤務時間外の業務がある)」などがブラック病院の典型例
もっとみる書評・読書メモ:医学書院『病院』 特集「戦略的病院広報」2022年11月刊
「ステークホルダーマネジメントとしての病院広報」(2018年2月号)以来の広報特集号です。
本特集のサブタイトルには「病院の魅力を高めリスクを減らす」とあり、攻めと守りの両面にまつわる論考で構成されています。具体的な取り組みとその成果に留まる論考もあり「戦略的広報」とはどういったものか、読者には大枠の概念が伝わりにくい懸念はありつつも、病院ができる多彩な施策の「最新ショーケース」として価値があるの
書評「地域に伝えたい!やさしい病院広報の教科書 なるほど医療介護経営」
コロナ禍で病院広報として何をしたらいいのか? 病院広報により病院をブランディングし、地域とのつながりを持つことを、対談形式でまとめた一冊。広報の取り組みとしての新しさ、考え方の革新性があるわけではありませんが、社会のかたちが変わり、これまでとは違った集患が求められる今、改めて病院広報が何をすべきか、何ができるかを問い直すきっかけとしては、よいコンセプトの書籍だと思います。
本書は2部構成で、東日
医療機関の感染対策アピール事例集
新型コロナウイルスの感染拡大で不安を感じる患者が受診控え、医療機関の経営に打撃を与えているという報道を連日のように見かけます。
患者側が失業や減給で医療費を捻出できず受診を諦めるというケースもあるようですし、やはり感染の不安と体調を天秤にかけ、積極的な受診を選ばない方は多いようです。厚労省も「過度な受診控えは健康上のリスクを高めてしまう可能性があります」として広報を強化しています。
第3波の予
済生会横浜市南部病院のホームページを分析する
よいホームページとはどんなものでしょうか。病院からホームページ制作の依頼をいただくとき、多くの方は「きれい」「読みやすい」「わかりやすい」といった想いをまず口にされます。確かに印象がよく、情報が整理されていることは大事な要素ではありますが、それとは一線を画し、社会状況や人口動態からホームページはどうあるべきかを病院職員の立場から語る下記の記事に衝撃を覚えました。
この記事で急性期病院が患者獲得に