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星時雨
2023年12月8日 20:01
白鍵と黒鍵とそれらがずらりと並ぶ八十八の玉座そして沈んだ鍵(けん)の窪みから人の姿に似た木が芽吹くピアノから生まれた木は母なるピアノに還るべく八十八の玉座を尋ねるその軌跡を律とし隠されたパターンを解き明かした時かの扉が開くのだそして浮かんだ鍵(けん)の頂から人の姿に似た木が還っていく私の耳に残った響きはその生命の旅路私の心に残った響きはその生命の循環
2023年11月13日 06:45
僕を縛る苦い記憶引き止める優しさに「No」というナイフを突き立てた日不思議な自信に溢れていた10代の終わり僕の甘い言葉で引き寄せた人を自ら辛い言葉で傷つけた日10年以上も前 今でも思い出してしまう僕の罪その罪悪感が鎖のように伸びて絡みつき脳の深い場所でずっと外れないでいるその鎖に下ろされた錠前の鍵がいつまで経っても見つからない仕事もし 結婚もし 子どもも生まれ親という
2023年11月29日 21:54
あなたを待っています私を思い出してまた会う日を楽しみにあなたを忘れないあなたたちは色んな言葉を囁くけれどどれも意味はわからない佇む私たちを見て時には笑って時には泣いてなぜそのような表情を向けるのかわからないたゆたう私たちの首根っこを嬉しそうに引き千切り知らない場所に引き出され誰かもわからない人へ引き渡されそのときに唱えていたおめでとうがわからない君がいつも囁
2023年11月20日 20:23
滾る念い(おもい)を打ちつけ研ぎ澄ます洗練された言葉の横面は二日月の如く薄く張りつめ振り下ろすのではなく言葉の重さに身を委ね一切を過ぎ行く全ては過程でしかない批評家などいない立ち塞がるものは顧みずただ言葉を馳せるのみ燃えよ鍛えよ打ちつけよ研げよ捨てよ身を委ねよ切先は常にあるべき場所に向かう己もそこに辿り着くのだ−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2023年11月16日 19:41
「あなたのためを思って」そんな親切心から放たれる言葉それは私にとっては弾丸で50口径で抉っていく 君のやさしさを受けるたび私の傷口は増えていくすれ違うだけの方がまだマシだ君は西部劇さながらすれ違いざまに振り向いて私の言葉を置き去りに引き金を引くそんなやさしい弾丸−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−言葉を発す
2023年11月14日 21:14
白くて 軽くて沢山水を吸って丸めて捨てられて最初は炊きたてのご飯のにおいがしてたまに防ぎきれなくて持ち帰るのがちょっと億劫であっという間に無くなっていつの間にか小さくなって気づいたら履かなくなっていて赤ちゃんの必需品で実はスナイパーも履いていて歳を重ねるとまたお世話になるものこれなーんだ?−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2023年11月17日 20:24
壊してやりたいぐらい憎いですがあなたがいないと成り立たないのでこのまま一緒に眠りませんか?
2023年11月13日 22:47
美味しそうなスイーツ買ってきてちょうどいいやつお願い簡単に作れるものでいいよ良い感じに仕上げといて センスのある家具が欲しいいつものやつ使いやすくて先が尖ってなくて……知らんがな−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−それでも応えたくなるのが営業の性。