見出し画像

著…浅田真央 写真…川島小鳥『また、この場所で』

 真央ちゃんとスケートを練習している子どもたちとの信頼関係が伝わってくる、爽やかなフォトエッセイ。


 いちばん大切なのは、「一生懸命、真剣に教えること」。本気で向き合えば、その姿勢が子供たちにも絶対に伝わるはず。「こんなもんでいいんじゃない?」と思いながらやってしまったら、それが伝わってしまう。そういうものだと思うんです。だから、私は子供たちに全力で教えたい、といつも心掛けています。ビシバシというわけではないけれど、一生懸命、真剣に。その姿勢が伝わるように子供たちと向き合っていきたいです。

(著…浅田真央 写真…川島小鳥『また、この場所で』 P17から引用)



 という真央ちゃんの言葉が素敵!

 子供って大人のことを本当によく見ていますよね。

 その大人が自分のことをどう思っているのか、鋭く見抜く力を持っている。

 真央ちゃんにスケートを教えてもらえる子供たちは幸せですね。

 真央ちゃんが有名人だから、とかでは無くて。

 とても貴重な体験だと思います。

 残念ながら、子供と本気で向き合える大人はそんなに多くないから。

 真剣な大人から何かを教えてもらった子供って、成長した時に自分もそういう大人になれる種みたいなものを貰える、とわたしは考えています。

 その種は勝手には芽吹かないので、水をやったり、光を当ててあげたりといったお世話を自分でしないといけません。

 真央ちゃん自身もきっと、スケートを通してそうした大人や仲間と出会い、自分自身を育ててきたからこそ今があるのだろうな…とわたしは想像しながらこの本を読みました。

 真央ちゃんにこれからも元気に活躍して欲しいです。

 そして、真央ちゃんからスケートを教えてもらった子どもたちが成長して活躍するところを見たいです。


 〈こういう方におすすめ〉
 子どもと向き合うヒントを探している方。

 〈読書所要時間の目安〉
 1時間前後。

この記事が参加している募集

いつもスキ・フォロー・コメント・サポートをありがとうございます😄 とても嬉しくて、記事投稿の励みになっています✨ 皆さまから頂いた貴重なサポートは、本の購入費用に充てさせていただいています📖