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ウクライナ

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ウクライナ関連でこれは記録しておきたいと感じた記事を不定期に集めておきます。製作はキリスト教メディア、クリスチャントゥデイの編集長です。
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2022年3月の記事一覧

ウクライナとロシアの未来──2022年のあとに|ミハイル・シーシキン/奈倉有里訳

ウクライナとロシアの未来──2022年のあとに|ミハイル・シーシキン/奈倉有里訳

2013年末から2014年の2月にかけて、EU加盟をめぐり「ユーロ・マイダン革命」と呼ばれる大規模な反政府デモ運動がウクライナ国内で起こった。デモ参加者らに夥しい数の犠牲を生んだこの運動ののちに、当時のウクライナ大統領ヴィクトル・ヤヌコヴィチは失脚。しかしその直後、事態はロシアのクリミア半島併合、ウクライナ東部紛争へと動いていく。
以下、シーシキンがアフガニスタンで戦死した幼なじみのことを思い出し

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スマホ+SNS時代の戦争ニュースを      理解するためのメディアリテラシー          国際世論を戦場に          「ハイブリッド・ウオー」が進んでいる      ウクライナ戦争に関する私見4       2022年3月23日

スマホ+SNS時代の戦争ニュースを      理解するためのメディアリテラシー          国際世論を戦場に          「ハイブリッド・ウオー」が進んでいる      ウクライナ戦争に関する私見4       2022年3月23日

<前置き1>今回も戦争という緊急事態であることと、公共性が高い内容なので、無料で公開することにした。

<前置き2>今回もこれまでと同様に「だからといって、ロシアのウクライナへの軍事侵攻を正当化する理由にはまったくならないが」という前提で書く。こんなことは特記するのもバカバカしいほど当たり前のことなのだが、現実にそういうバカな誤解がTwitter上に出てきたので、あらかじめ封じるために断っておく。

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はじめまして、ボグダン・パルホメンコです。〜「ぼくのおじいちゃんのこと」後編〜

はじめまして、ボグダン・パルホメンコです。〜「ぼくのおじいちゃんのこと」後編〜

ボグダン:
日本では、東日本大震災以降、「絆」ということばがつかわれるようになりました。震災は、愛する家族がいつ亡くなるかわからないという現実を私たちに突きつけました。

おじいちゃんは、家族の「絆」をどのように考え、日々、過ごしていますか?

ウラジミール:
1995年の神戸の震災以降、私たちの家族には日本人の知り合いが増えました。私の奥さんはその人たちに会いに日本に7、8回行ったし、日本からウ

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はじめまして、ボグダン・パルホメンコです。〜「ぼくのおじいちゃんのこと」前編〜

はじめまして、ボグダン・パルホメンコです。〜「ぼくのおじいちゃんのこと」前編〜

ボグダン:
今日はおじいちゃんに話をしてもらいます。ぼくのおじいちゃんのウラジミールです。

今日は3月11日だから、ウクライナのことっていうよりも「家族の絆」っていうことでおじいちゃんと話したいと思います。

おじいちゃんはもともと科学者で、ソ連が崩壊する直前、1990年ごろに、国連のウクライナ代表を務めていました。ウクライナの教育大臣もやりました。専門分野はプラズマに関する研究で、たくさんの大

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