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キリスト教

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クリスチャントゥデイの編集長が不定期にnote.comを巡ってこれは良いと思ったキリスト教関係の記事をまとめていったものです。
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2020年3月の記事一覧

科学とキリスト教は矛盾しない ~三田一郎著『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで』

科学とキリスト教は矛盾しない ~三田一郎著『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで』

 2018年の出版当時から、ずっと気になっていた本書をやっと読んだ。

 著者は物理学者で、カトリックの助祭でもある。あるときから、自身が科学者であることと、キリスト教の神を信じていることは矛盾していない、ということを、一般の人に向けてどう説明したらよいかを考え続け、本書が生まれたという。

「はじめに」のなかに、以下の文章がある。
〈実は科学者のなかには、神の存在を信じている人が少なくありません

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オーガニックチャーチで気を付けるべきこと

オーガニックチャーチで気を付けるべきこと

オーガニックチャーチには、定まった形ややり方はありません。定まった人が提唱したモデルによって広がっているわけではなく、世界中の様々なところから個別に現れ、草の根的に広がっているムーブメントなので、それぞれのグループが独自の方法を考えているのです。共通することがあるとしたら、それはキリストの弟子を生み出すことが働きの中心となっているということです。

様々な方法がある中で、オーガニックチャーチという

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「復活」の信じ方も人それぞれ ~キリスト教の奥深さ

「復活」の信じ方も人それぞれ ~キリスト教の奥深さ

 イエス・キリストが十字架にかけられて処刑され、3日目に復活したというエピソードは、日本でも一般によく知られています。では実際、クリスチャンがどんなふうに「復活」を信じているのか。実は案外、信じ方は人それぞれで画一的ではないということは、あまり知られていないように思います。

 もちろん、聖書の記述はすべて事実だ、と考える教派もあります。
 一方で、私がいま所属している教派のように、「聖書は科学の

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キリストの弟子として生きる

キリストの弟子として生きる

今回はキリストの弟子として生きる方法について書いてみます。

弟子訓練の功罪キリストの弟子の定義には色々あって、多くの教会が「弟子訓練のプログラム」を作り、それによって教勢を伸ばしている教会もあります。

一方で、「弟子訓練」という言葉そのものにアレルギー反応を起こすようになったクリスチャンも少なくありません。
その多くは画一的に知識を詰め込んだり、伝道の訓練をさせるものであることが、ひとつの原因

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