見出し画像

ほっかいどう暮らし107 栗山町 錦水庵そば

ゴールデンウィークも終わった金曜日の夜、相変わらずご近所の飲み友達のコーイチさん(40代後半)とゆういちさん(40代半ば)と一緒に僕の家でお酒を飲んでいた時のこと。

僕が、「明後日の日曜日は、栗山町の球場で息子の野球の試合があるので妻と応援に行く」と話したところ

おじさん達とは長い間家族ぐるみの付き合いをしているので、お互いの子供達も小さい時から知っています。うちの息子も、もう大学生で家を離れていますが今でも自分の子供のように接してくれています。

傍らで話を聞いていたうちの妻が

「せっかく栗山まで応援に来てくれるなら、私が運転するから帰りに『小林酒造』にも寄りましょう。お酒飲んでも構わないよ」

と言ってくれました。

「小林酒造」さんは栗山町にある老舗の酒蔵。売店では試飲もできますし、敷地内にある蕎麦屋『錦水庵』の蕎麦が絶品で酒蔵のお酒も飲めます。

おじさん達も大喜びして、その日は帰っていきました。

日曜日。先月よりおじさん達と3人で始めた『道の駅のスタンプラリー』にも寄っていこうと、朝早めに出発。

最初は安平町の道の駅「あびらD51ステーション」でスタンプを押し

蒸気機関車の展示を見た後、併設の直売所で買い物をしました。

車に戻って、ゆういちさんが「荷物が邪魔だから」と後ろのラゲッジに自分のカバンを置いたところ、ちょうどそこに妻が直売所で買ったトマトと卵があって

...ちょっとしたトラブルが...。

そこから少し走って夕張市の道の駅「夕張メロード」へ。

スタンプを押した後施設内のお店で、土日祝日限定・数量限定・お一人様1個までの人気商品

「ころころ夕張メロンパン」を買いました。

車に戻ると、コーイチさんが

「せっかくだから味見してみよう」

とメロンパンを半分食べ始めたのですが

パン屑をたくさん車内にこぼして怒られていました...今年50才になるというのに...。

そこから野球の応援をしに

栗山町の野球場へ。

風が強く一時雨も降り出すような天気でしたが、試合は逆転で勝利し、息子もいいところでヒットを打ったので妻もおじさん達も盛り上がっていました。

試合の後「小林酒造」さんへ行きました。

売店で何種類か試飲して気に入った日本酒を買い、お昼ご飯を食べようと向かいにある

そばと酒 錦水庵さんへ

昭和元年に建てられた古民家を改装したお店は、重厚でありながらもどこか温かく、とってもいい雰囲気です。

お座敷のテーブル席に案内され、お店の名前がついた「錦水庵そば」と日本酒を注文。

先に運ばれてきた日本酒を、おじさん達

「こういう所で飲む日本酒は格別だねぇ」

なんて言いながら、違う銘柄のお酒も何本か追加して飲み比べをしていました。

そのうちにやってまいりましたのが

錦水庵そば

天ぷらの乗った冷たいぶっかけそばです。

きれいな手打ち蕎麦。蕎麦は太めの田舎蕎麦と細めの蕎麦を選べるそう。こちらは細い方。妻とおじさん達は太めの蕎麦を食べていました。蕎麦は香り高く、汁も上品な感じ。

上に乗った天ぷらがとにかく美味しい。サクッと揚がった衣は香りも良く、火の通り加減も絶妙。

プリッとした海老天も美味しかったのですが、野菜の天ぷらが感動的に美味しかったです。

ごちそうさまでした。とてもおいしゅうございました。

食後に少しだけ施設内を散策したのですが、おじさん達はけっこう酔っ払っている様子でした。

一応場所をわきまえて、そんなにたくさんお酒を飲んでいないと思うのですが、長い時間屋外で野球観戦をした後すぐに日本酒を飲んだのが影響しているのでしょう。

帰りの車の中では二人とも静かでしたが、しばらく走ったところでコーイチさんが

と言うので、灰皿のあるコンビニを探してタバコを吸わせてやりました。

またしばらく走ったところで、今度はゆういちさんが

と言い出したので、自動販売機を探して飲み物を買ってやりました。

やっと落ち着いたかと、またしばらく走っていたら

...漏らされても困るので、再び安平町の道の駅へ。朝は空いていたのですが、この時間は駐車場もいっぱいで車を停めるのにも苦労しました。

なんとかトイレを済ませ、しばらく走ってやっと家に帰り着きました。

車の中で一眠りしたおじさん達、この頃にはすっかり元気になっていて

「本日の反省会だーっ!!」

と言って、また僕の家でお酒を飲みました。

そこでおじさん達、一緒に飲んでいた妻に

コーイチさん 「おかげで今日は楽しかったです」

ゆういちさん 「また野球の応援に行く時、乗せていって下さいね」

と言ったら

あーっ!2人とも

あやまって〜〜〜っ!!

おしまい

この記事が参加している募集

ご当地グルメ

おいしいお店

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?