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『いっていた年きていた年』
目が覚めたら夜中の2時だった。年越しで起きていられなかったのなんて、いつぶりだろう。また今年も一年が終わろうとしているこの今の気持ちを書けるのは今しかなく、それを書きたいと思って夕方から筆を取ったものの寝不足で頭がボーッとして全く言葉が出てこなかったので、少し眠ることにした。すると、この十二月の忙しさがフラッシュバックするかのような仕事の夢を見てうなされ、更には胃から喉元までムカムカと迫
『トートバッグに目がない』
マイブームや好きなものの一つとして急浮上してきていることを認めざるを得ないのが、トートバッグの存在である。所持しているトートバッグが増えてきたので改めてその種類を確認してみたところ、バナナレコードの特典や先日出品した文学フリマのノベルティでいただいた物も含めて現在八種類のトートバッグを所持していることが発覚した。内六種類は自発的に購入していることからも、やはり自分自身がトートバッグに目が
『バタースプーンの魔術師』
今住んでいる賃貸マンションに引っ越してもうすぐ一年が経過しようとしているわけであるが、この間にバタースプーンを既に二本紛失している。しかも、そのバタースプーン二本とも共通して洗った後にキッチンに元々備え付けられている水切りラックで乾燥させておいたのを最後に消息を経っており、不可解極まりない。この決して広くない1Kの一室でバタースプーンを二本も紛失してしまうなんて我ながらどうにも信じがたく、もはや
もっとみる地に足をつけたい時にカネコアヤノを聴く
カネコアヤノが好きだと公言していたら「ぶっちゃけ顔でしょ」と揶揄されたことがある。確かにそのルックスも魅力の一つであることに違いはないけれど、むしろ惹きつけられるのはその外見と歌っている時とのギャップだ。偶然YouTubeでライブ映像を初めて観た時、強面や長髪の男性たちの真ん中で、色白かつ華奢な黒髪のボブの一人の女性がエレキギターをかき鳴らしながら、時折鋭い眼光で歌っているその姿を見た時の衝撃は
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