見出し画像

誰かとのつながりが、人生最高の贈り物 / 「アバウト・シュミット」 / オールタイムベスト映画13/100

オールタイムベストミュージック100が終わったので、今度は映画ベスト100を描いてみようと思います。こちらは基本的に1記事につき1作品の予定です。過去掲載記事の中にも、ベスト100に入る映画がありますので、過去記事紹介の回もあります。

今回は過去記事からです。


家族。友人、知人とのつながり。

家族のつながり、絆ってとても大切なものですよね。

特に実家から、離れて暮らしていた一人暮らしのときは、たまに、かかってくる親からの電話が、なにげに嬉しかったりするものです。今でも会社から帰宅したときに家族がいることが前提なので、外出中だと妙にさみしい感じがするものです。

でも、それほど深いつながりの無い人とか、ちょっとした知人から、電話とか手紙を久しぶりにもらったときも同じように感じることってありませんか?

いやなこと、つらいことが一気に押し寄せてきたとき、寂しいとき、別れを経験したとき・・・

そんなときに、たまたま、自分宛に手紙が届いていたとしたら。。

それがどんな内容であれ

(以下、映画のネタバレ含みます)
この映画の主人公は定年を迎え、会社から追われるように去り、そのタイミングで妻も亡くなり完全に社会とのつながりがゼロになってしまった。キャンピングカーであてもない旅に出て気がついたのは自分がなんとこれまで独善的に振る舞ってきたのかということ。

でも時すでに遅し。やや絶望しながら帰宅した時、一通の手紙が届いていたんですね。

実は彼は遥か彼方の国の子供を里子として援助していて、この子への手紙を書くのが唯一の人とのコミュニケーションだったんです。その子のいる施設から、その子の書いた絵が届いたんです。子供が想像して書いた里親の人物画でした。ジャック演じる主人公は、ただただ静かに涙を流します。こういった救いはきっと誰にでも訪れるはずなんです。

暖かいつながり、絆。
誰かと、つながっているんだ、そう思えることが、人生にはとても大切なことなんでしょうね

この記事が参加している募集

スキしてみて

いつも読んで下さってありがとうございます。頂いたサポートはいろんな音楽などを聴いてご紹介するチカラになります。あなたに読んでいただき、新たな出会いを楽しんでいただけるよう、大切に使わせて頂きます。よろしくお願いします!