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Bon Jovi体験談Vol.2 信念を貫くことについて学ぶ ~ 「キープ・ザ・フェイス」

燃え尽き症候群

ボン・ジョヴィのアルバムをリリースのタイミングにてリアルタイムで聞いたのは「Keep the Faith」という5枚目のアルバムから。もう1992年。高校生になっていました。

92年と言えば、湾岸戦争が勃発し、ジョン・レノンの「Imagine」などが禁止曲とされたのも記憶に新しい時期。そういうムードが世を覆いつくしておりました。

発端は90年。湾岸戦争でした。前年のソ連崩壊、平成の始まり、といった明るいムードが一変しました。禁止楽曲などもあり、どことなく暗いムードに。翌91年。引き寄せの法則の如く、世の中の状況に合わせるかのように、メタリカが重く、うねるような、グルーヴィーなアルバム「(通称)ブラックアルバム」を発表。世の中は次第に重たくなっていきました。

そして同じ年。世の中の不満を一身に受け、その歪をいっぺんに叩き出したニルバーナのアルバムが登場しました。グランジの登場です。世の中は怒りで満ちていきました。

80年代、あれだけきらびやかだった音楽は、怒りと重さの向こうに消えていってしまった。

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