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藤井風

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藤井風(日産ライブ“Feelin' Good”)風の時代に生まれるべくして生まれた存在

藤井風(日産ライブ“Feelin' Good”)風の時代に生まれるべくして生まれた存在

藤井風の日産スタジアムで行われたライブ“Feelin' Good”を拝見してきました。
今回、私は、初めて藤井さんのライブを拝見したのですが、多くの方が何度も落選しているというチケット争奪戦。
なぜか一次先行で、希望日の初日に普通に当たって、本当に幸運だったと思います。
初めて生ライブを拝見した藤井さんの印象は、やはり圧倒されるスケール感でした。
ラジオトークでも簡単に話していますが、あらためて記

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藤井風『音を操る人』(tiny desk concerts JAPAN)

藤井風『音を操る人』(tiny desk concerts JAPAN)

先日、NHKで放送された藤井風の「tiny desk concerts JAPAN」を拝見しました。
わずか30分のミニライブでしたが、あらためて、彼のアーティストとしてのスケールの大きさを感じました。
また、私はかねてより、藤井風の歌声の魅力について感じるところがありましたが、彼が今回、歌っている姿を拝見して、思い浮かんだことばがあります。そのことばは、まさに彼にピッタリ、というイメージでした。

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藤井風『満ちてゆく』ボーカルレビュー

藤井風『満ちてゆく』ボーカルレビュー

藤井風の新曲『満ちてゆく』のMVを拝見しました。

この曲は、3月22日に公開の映画「四月になれば彼女は」の主題歌で、彼が書き下ろしたものですね。
原作は、川村元気の小説「四月になれば彼女は」です。
このタイトルの意味は、小説の中に隠されていますが、ネタバレになるので、書かないでおきます。
そんなロマンティックなタイトルの物語に彼が作った楽曲は、『満ちてゆく』でした。
簡単に第一印象としてのレビュ

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藤井風『花』に見る圧倒的スケール感

藤井風『花』に見る圧倒的スケール感

藤井風の新曲『花』が公開されました。
この曲から感じる彼独特の圧倒的スケール感について書いてみました。
彼の洗練された音楽は、いつも新しい反面でどこか懐かしく、この絶妙のバランスが藤井風の1つの世界観になっていると思います。
最近、J-POPの中でも1970年代から80年代にかけて流行したシティポップを見直す動きが出ており、海外リスナーを中心に人気が高まっています。
このような流れの中で、藤井風の

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藤井風の圧倒的スケールに見るJ-POP未来志向

藤井風の圧倒的スケールに見るJ-POP未来志向

現代のJ-POP界には優れたアーティストがたくさんいます。しかし、その中でも藤井風は、圧倒的なスケールを持って存在しています。
彼の音楽については、多くの分析がなされていますが、ここでは、彼の持つスケールの大きさが、今後のJ-POPの未来にどのような可能性を広げていくのかということについて、書いてみたいと思います。
また、彼の歌声の持つ魅力や独特のタンギングから声格(せいかくー声の持つ性格)を類推

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藤井風『grace』才能を遮るのは自分自身。

藤井風『grace』才能を遮るのは自分自身。

NTTドコモのプロジェクト「KAZE FILMS docomo future project」のテーマソングである新曲『grace』を聴いた。

もう既にCMでTVで耳馴染みの曲になっている。

「すべてのひとに、才能がある」という同プロジェクトのメッセージに共感した彼が書き下ろしたというこの楽曲は、MVの舞台となったインドでの自由でスケールの大きな雰囲気をそのまま楽曲から感じることが出来る。

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