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村山農園 / Murayama Farm

松本の今井地区でりんご農園を営む村山さんのご家族にはじめてお会いしたのは、昨年の5月末、友人に誘われて摘果作業のお手伝いに行ったときのことでした。

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子供の頃から毎日のように食卓に並んでいたりんごだけど、そのときはじめてやっと、りんごの木を認識し、どのように実がつき、成長して、収穫に至るかを知りました。

そして驚いたのは、ひとつ100円くらいでスーパーに並んでいるりんごは、きれいに赤く色づいたそのひとつが無事に収穫できるまで、想像をはるかに超えた時間と手間がかかっているということ。

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収穫のすこし前には陽の光にあたるようにひとつひとつをチェックしながら、すこしだけ実を回したり、そのあとはなるべくムラなく赤く色が付くよう葉をとる作業がつづきます。

大きく実をつけたりんごは、その作業中にもちょっとした力加減で地面に落ちてしまうこともあり、せっかく収穫できても、大きさや色付きがいまいちだったりと規格外になってしまったものは、りんごジュースなどの加工品用に安く卸すことになってしまうそうです。

自然と向き合いながら、農家さんたちのそうした絶え間ない努力の結晶として、美味しいりんごが今年も食べられるんだとおもうと、ただただ有難い気持ちになるし、このところは農家さんに会う機会が増えたりして、もう農家さんてば、土からなんでも作れちゃうんだからほんとにすごい。かっこいい。

しかも、村山さんはお父さんの代から減農薬栽培に切り替えたそうで、野菜にくらべてフルーツを農薬を使わずに育てるのは、本当に苦労すると聞くところを、目の前の利益重視ではなく、環境やわたしたちの身体のことを深く考えたその選択はいかに尊いことでしょう。

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この1〜2ヶ月でみるみるうちにぷっくりと大きくなり、”シナノリップ”は一番乗りで8月に収穫予定だそう。

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そんな村山さんのりんごジュースは”完熟フジ”を使用、これがとびきりに甘くて美味しい。
キンキンに冷やしてお子さまにもごくごく飲んでほしい!です🙂

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そして、『ふるさと便』ファースト・エディションに入っていた村山さんの「干しりんご」は、1袋にフジまるごと1個分を使ってうまみがぎゅぎゅっと凝縮された逸品。
こちらは残念ながら完売してしまったので、また来年のおたのしみに~! 


村山農園の近くにある松本空港に併設された公園で、生搾りのりんごジューススタンドを出したいと言っていた村山さん。

クラフトジンとか飲む感覚で、生産者の説明を聞きながらその場で絞ってもらうジュースやカクテルは格別だろうなぁ、、松本空港のウェルカムドリンクにそんなのがあったら最高にいいのになぁ、、な ~んて夢みちゃったりしてます。

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Photo(No.1,6) by Murayama Farm

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