最近、慢性疼痛への介入について考えている事~その場でできる最高を提供する~
1.はじめに先日、IASP(国際疼痛学会)において、「疼痛の定義」が改訂されたことを受けて、現在、セラピスト界隈では、様々な議論が活発化している状況ですね。慢性疼痛のガイドラインを見ても、セラピストが持つ手技の多くは「弱く推奨する」ですし、運動療法に関しても、「強く推奨する」とされているものは多くないのが現状です。さらに言えば、今まで「慢性疼痛の原因」として挙げられていた多くのものが、「慢性疼痛」との関連性が低い事が示唆されているレビューも出ています。さあ、私たちはこれから何