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負けず嫌いの末っ子な私と、シャイな兄との冷戦の思い出

私には兄が1人いる。
昔から兄弟喧嘩はあまりしなかった方だ。

幼い頃は、田舎だったせいか男女や年の差などもあまり関係なく、私と兄、近所に住む兄の同級生と、その子のお兄ちゃんなんて組み合わせで一緒に草っ原をかけずりまわっていたこともある。

しかしそれも大体小学校の中学年くらいまでで、それよりも大きくなると兄は外ではあまり私にはかまってくれなくなった。
もともとちょっと内弁慶でシャイな兄は大きくなるにつれ、恥ずかしいのか外ではあまりつれない奴になってしまった。

ちなみに兄がシャイ過ぎたせいで大怪我した話はこちら。


そんな兄と私だったが、兄は家の中ではまぁまぁよく遊びに付き合ってくれていた方だと思う。
きっとあんまり興味がなかったであろう人形遊びなどもたまには一緒にやってくれた。そのせいで事件が起きることもあったが...


そんなこんなで私たちは特に大きな兄弟喧嘩をすることもなく、割と仲の良い兄弟として平和に幼少期を過ごしていたのだが、私と兄は一度だけ大きな喧嘩をしたことがある。


原因はくだらないささいな言い合いだったと思う。
殴り合いなどの喧嘩をあまりしない方だった我々は、そこから一切話さないという冷戦の時期を迎えた。

負けず嫌いだった私は「お兄ちゃんが先に謝るまで絶対に許してあげないんだからね!」と心の中で誓い、もう一体何が原因で、何が嫌だったかなんてもはや覚えていなかったが、自分から折れるということだけは絶対にしたくなかった。そしてお互いに無視を決め込んだ。

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