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今、ここにある世界を歩いていく

「そこにある世界を歩いてゆく」シリーズをご覧になって下さった皆さま、本当にありがとうございました!昨日をもって連載のアップを終了いたしましたが、如何でしたでしょうか。

私のかなり個人的な目線での旅というか、有名処を巡ることもあればマイナーな路地の裏まで散策してみたりと、行き当たりばったりで自由気ままな私の旅でした。こんな気まぐれな私について来て下さった皆さんは、とても包容力のある素晴らしい方々です!

時には妄想したり考え込んだり、地元民と交流したり、そうかと思えばただひたすら美味しいものを探し回ったりと、旅の内容に一貫性はなかったかも知れませんが、少しでも楽しんで頂けたのなら幸いです。

この旅をしていた頃から、今の世の中のことが想像できたかと言えば、イエスともノーとも言えます。なぜなら国連が提唱するSDGs、持続可能な開発目標が発表された時点で、もうすでにそういった行動を始めないと世界が持続できないというカウントダウンが始まっていたからです。

地球が悲鳴を上げ、もう誰にもどうにもできない状態に陥って、ただ世界が終わりを迎えるのを静かに待つ…そういう最悪の事態を目前にして、今回のコロナが始まりました。

勿論コロナ自体が最悪の状況と言えるかも知れません。ただ、本当に世界はもう修復不可能かというと、まだそういう訳ではないと思います。なぜなら人類が活動を休み始めてから、地球環境が少しずつ良い方向へ回復してきだしているからです。

こんなにも短い時間で取り戻せる事がある…それは凄い事だと思うし、コロナがなければそれは目の前に現れる事がなかった現象かも知れません。

それと共に、人々は人生を考え直す時期に入ってきています。今までの忙しく働いてきた日々の中で、あなたは生きる喜びを最重要として来れましたか?と聞かれて、「勿論!」と答えられる人は一体何人いたでしょうか。

本来は生きるために働く、それはとてもシンプルなエネルギーの循環であったはずなのに、いつの間にか働く為に生きているような感覚に陥っていた気がします。

もし今、おウチで家族と過ごす時間が増え、自然の中を散歩して息抜きしたりする時間がたくさんあるとすれば、それは本来人間が生きる為に必要な時間を取り戻したということなのではないでしょうか。

現状を前向きに捉える事ができれば、私たちは未来をそこから創造していくことができます。何故なら全てを諦めてしまうともう何も始まらないからです。手探りですが地道に何かを探し、少しずつ実践していく事が、未来への足がかりとなるのではないかと感じています。

平穏な時代が戻り、世界への旅が可能になる時がまたやってくるまで、世界との繋がりや人々との交流を胸に大切に抱きながら、今ここにある世界を歩いていけたらと思います。

これからもどうぞ、長いお付き合いをよろしくお願いします。


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