表現の自由と不自由について
「あいちトリエンナーレ」の『表現の不自由展・その後』がネット上で大きな論争となっている。経緯をざっと説明するとこんな感じ。
韓国の彫刻作家が制作した「平和の少女像」など数点の作品が問題視され、視察した河村たかし名古屋市長は「撤去要請」を求めた。
運営には抗議が殺到し、回線がパンク。単なるクレームだけでなく、テロ予告なども寄せられた結果、大村秀章愛知県知事は、「展示を中止する」ことを発表した。中止の理由は、あくまでも「安全面への配慮」としている。
「平和の少女像」だけでなく、他の展示もすべて昨日、8月3日をもって終了となった。
この問題について、一応「モノづくり」をしている端くれとして、思うところを書いてみようと思う。
アートとは「目に心地いい」とは限らない
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