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映画「名付けようのない踊り」を観て。
中野にあるスタジオ、plan‐B。薄暗い地下の小劇場、急角度の座席の先にある舞台は、ごく浅いプールの様になっており、そこはガソリンの様な黒い油で満たされている。それを泯さんは頭から全身にまとってじわりじわりと動き続けている。 油は筋肉などの隆起をくまなく覆って鈍く光り、全てのしわや隙間に入り込んで際立たせ、泯さんの動きはひどくゆっくりだが止まることはない。
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「だから荒野」と、罪を許すこと。
「だから荒野」を観ました。
無理解な家族にキレた主婦・朋美が、ある日「家」を脱出して自分自身を取り戻していくロードムービー。パワハラ的な夫をはじめ、無関心な息子たちやら、家でのエピソードが「あるある!」で、そこはめちゃくちゃわかった。
家出してからも車を乗り逃げされたりヒッチハイクしたり、いよいよ途方に暮れた所で、老人と青年が乗った車に運良く同乗させてもらい、友人のいる長崎を目指す。
鈴木京
「父を想う」のそのあとに。
初めて書いた長文。そして、初めて開いたオンライン上に投稿させてもらった文章でした。
これまで、何かを書いて表現する事とは無縁の人生だと思っていました。 書いてどうする。書くってなんだろう。何で人は自分の思いを書いて、世の中に表現したくてたまらなくなるんだろう。自分の心の中の事じ