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想うこといろいろ

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能登の旅

能登の旅

先日、能登に行ってきました。
能登半島をレンタカーで、それこそ好き勝手に、自由なペースでうろうろしてきました。1人旅をすると、自分の中の偏愛リサーチ、五感のアンテナが全開になります。それが楽しくて、時々1人旅に出ます。

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宿泊した七尾市の街中をうろうろ。高い建物がなくて空が広い。昔ながらの意匠のある建物が当たり前に残っていて、なぜかと考えたら、そうか。能登は戦時中に空襲をうけてないか

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「大人だって、泣いたらいいよ」を読んで。

「大人だって、泣いたらいいよ」を読んで。

まず本の帯にも書かれている様に、著者の紫原明子さんは何かの「専門家」ではない、自称「凡人」である。
お悩み相談の回答者として、何かの専門性を持っていたらそれに沿ってするのだろうけど、そうではない。そんな紫原さんがお悩み相談を引き受けるにあたってされた覚悟とは、どんなものだったんだろう。
本を読ませてもらって、同じ人間として自分の全てをさらし、生きてきた時間や経験、人生をかけて答えてくれている。そう

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「父を想う」のそのあとに。

初めて書いた長文。そして、初めて開いたオンライン上に投稿させてもらった文章でした。

これまで、何かを書いて表現する事とは無縁の人生だと思っていました。 書いてどうする。書くってなんだろう。何で人は自分の思いを書いて、世の中に表現したくてたまらなくなるんだろう。自分の心の中の事じ

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父を想う

父を想う

今から30年前、父が50歳の時。それまで大きな病気などした事がなかった父に癌が見つかった。腰痛がよくならないから、と受診した病院で発覚した。      膵臓原発の癌で、腹腔内に多数の転移あり。すでにステージⅣ。おさまらない腰痛は骨転移のためだった。
父・母と子供4人、それまで呑気に生きてきたわが家の日常はひっくり返り、突然の嵐の中に投げ込まれた。

突然な事に、みんな頭も気持ちも追いつかないまま、

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