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初めて自分と向き合うきっかけとなった、マインドフルネス瞑想

僕は基本的に口数は多くなく、大勢でワイワイするよりも、どちらかというと内向的で一人でいることの方が好きなタイプです。

今はそれが気楽で自分に合っていると思えています。自分らしくていいなと。

以前は、

友達は多くなくてはいけない。
一人でいることは恥ずかしい。
明るくいなければいけない。
暗い自分はダメだ。
人の目を気にしている自分はダメだ。
男としてこれくらいできないとダメだ。

いろいろな思い込みをして自分を縛っていました。

現代は自分を変えるための自己啓発や、様々なコンテンツや情報に溢れていて、簡単にすぐにアクセスできる時代です。

自分を変える為の方法などたくさんヒントがありますね。

言葉を変えよう。
出会う人を変えよう。
自分のいる環境を変えよう。
いらない物を捨てよう。
今までと違うことをしてみよう。
好きなことだけをしよう。
etc…

僕も上手くいっている人や、人気がある人(フォロワーが多い人)の真似をして、たくさん試してきました。

でも、ただ上辺だけ真似をしても自分の中に感じる違和感。自分の中から感じる、これでいいの?これであってる?という不安はどうしても拭えなかった。

大勢の人の中で楽しそうに振る舞っていても、いつも頭の中ではもう一人の自分が話しかけてきて、否定的な言葉が聞こえてくる。楽しいことをしているはずなのに、全然楽しめないばかりか、逆に疲れてしまう。

誰といても。
どこにいても。

頭の中で違うことや過去のネガティブな感情を思い出しては思考している。

いわゆる反芻思考です。

反芻思考とは、以下のようなことをずっと考えてしまうことが挙げられます。

あの時なんであんなことを言ってしまったんだろう。
人に嫌われてしまっていたらどうしよう。
目標目標が達成できない私はダメな人間だ。
なぜあんな行動をしてしまったのだろう。

どんなに考えても結果は変わらないことも分かっているのに、過去の失敗についていつまでも考えてしまい、気持ちがどんどん落ち込んでしまいます。

後悔や反省に近いですが、気持ちを切り替えて「これからどうするか」を考えることができずにずに困ってしまうことが特徴です。

いつもネガティブな感情に支配されているわけです。

目の前でどんな楽しいことや、素晴らしいことが起きていたとしても、それをありのまま真っ直ぐに見れていない状態です。

そしてそのことに「気づいていない」「受け入れられていない」のです。

そりゃ疲れますよね。


半信半疑で始めたマインドフルネス瞑想

僕がマインドフルネス瞑想を始めてみたのは2020年の5月から。約2年半前になります。

最初は本当に効果があるのか?
何が変わるのか?
怪しいんじゃないのか?

半信半疑でした。

何かを習慣にするには、とにかく続けること。
瞑想に関してもこれができなかったらもう変わりようがないくらい、一番大切なことだと思っていたので、とにかく毎日続けました。

(詳しいやり方については、たくさんnoteや youtubeにもありますね。機会があれば後日また記事にしたいと思います)

一日、1分。一日、3分の瞑想から始まり、どんな思考が自分の中にあるのか?思考を観察してみる日々。

目を閉じてリラックスした姿勢で静かに座る。
呼吸の感覚に集中してただ感じる。

それだけなのに、ほんの数十秒もすると自分の頭の中に次々と浮かんでくる思考や感情。
雑念というやつです。

傷ついた出来事
嫌いな人の顔
嫌な仕事のこと
失敗したこと
人と比べて劣っている部分
できないこと
言いたいことが言えない自分
人に好かれようとしている自分
自信の無い自分
自分のことが嫌いな自分
自分のことを価値がないと思っている自分
未来に対して不安に思っている自分

今の自分の苦しみを誰かのせいにしようとする被害者意識、被害妄想の固まりのような自分がいることに「気づいた」んです。

そうか。

だから、何をやっても楽しめるわけないよな。

自分が自分のことをそんなふうに思っていたら仕方ないわ。

今まで人の目を気にして、自分の周り(外側)を変えようと必死になってばかりで、自分の気持ち(内側)は放ったらかしになっていたんだ。

今、一番聞いて欲しいはずの自分の心の声は何一つ聞いていなかった。

これまで怖くて向き合えなかった、気づかないフリをして逃げていたことがたくさんあることに気づいた。そして、それを悪いことだとジャッジしている自分がいる。

そう思えた時に、

そんな自分もいるよな。
しょーがないわ。


ということを、認めた。
というか、違う自分になれないことを諦めた。

そして受け入れようと思えました。
(受け入れるまでには、だいぶ時間はかかりましたが)

まずは自分の思考に気づくこと。
判断しないこと。
反応しないこと。
今の自分を認めること。

そこからがスタートでした。

だから、今もこのnoteの記事も書こうと思えているし、書けているんだと思います。

それだけで充分。
そんな自分にオッケーと言おう。

そして、貴重な時間を使ってここまで読んでくれたあなたに感謝です。

それでは、また。


【音声】stand.fm / 【マインドフルネス瞑想】自己否定・反芻思考から抜け出す

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