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詩人自らフィードバック 詩作1000本ノック(11~20本目)

□□ 詩 □□

【11本目】

自分の決意を
人に話すことは
とてつもなく怖い

批判
拒絶
得も言われぬ恐怖が
僕の決意を鈍らせる

しかし
その決意の発表を
待ちわびている人がいる
その勇気を称え
そのスタートを喜ぶ人がいる

その一人目に自分がなる
すれば一歩は踏み出せる

【12本目】

愛する娘に
会えない時間がある

次に会ったときに
どうしても笑顔が見たいから
こっそりと準備をしている
サプライズ

会える日まで
あと2日

キミのために用意した
キミだけの部屋

喜んでくれるかな?

【13本目】

そこに怒りがある
そこに楽しみがある
そこに思いがあって
そこに考えがある

これまで
僕のものだと思っていた
気持ちやら感情やらの一切合切を
そこに置いてみたら
少し心がふわっと浮いた

【14本目】

発想を飛ばす

これまでの
自分の記憶
自分の存在
その外側にまで
発想を飛ばす

もしも
君が神であるなら
この詩を
どう綴るだろうか?

【15本目】

誰も見ていないところに
力をこめる

誰からも気づかれないところに
こだわりを持つ

だからこそ
魂の乗った
作品が作れる

自分だけは
見ているし
気づいている

自分を満足させるのに
妥協はいらない

【16本目】

お世話になっているあの方に
なにかプレゼントを贈ろうと
町のデパートに向かう

あれは好きだろうか?
これは喜んでくれるかな?

プレゼントを
なかなか選びきれないもどかしさ

それでも
プレゼントを贈る相手がいる
その幸せを
グッと噛みしめる

【17本目】

カラダの内側を覗いてみる

カラダの内と外
自分と世界との境界が無くなったときの
フワッとした感覚が
心地よい

そして 思う

僕はどこにいる?

【18本目】

自分の歴史を
白も黒も全部
ひとつずつ捨ててみる

捨てて 捨てて
捨てて 捨てて

やがて
自分の歴史が
とてつもなく
いとおしくなる

【19本目】

ひとりでがんばるなんて
やめてしまえ

どんなにがんばっても
ひとりでできることなんて
げんかいがある

じぶんのちからぶそくをうけいれて
だれかにたすけてもらう

そのゆうきがもてれば
もっといきることが
たのしくなってくる

【20本目】

その時
僕の未来が死んだ

生きる意味を持たず
気力もわかず
さりとて
命を終わらす勇気も持たず

ただただ
自らを生き延びさせるために
朝から晩まで機械のように働き
自分を胡麻化すために
酒に溺れる日々

そんな僕にも
光がさした

暗闇の中に灯る
うっすらとか弱い光

その光に気づいたとき
僕の未来が生まれた

※詩作期間:2024年3月29日~2024年4月1日


□□ 自己フィードバック □□

◇ 良かった点

  • チャレンジを続けていること

  • 自分の感情が綴られている

  • 経験が綴られている

  • すべてひらがなで綴るというチャレンジをした

  • 冒頭にインパクトのある言葉を使用できた

  • 光と影のコンストラクトが書けた

  • 簡単な言葉を使って書けた

◇改善点

  • 詩人として何を綴りたいのか、スルーラインを決めていこう

  • 何を、どこから、どのように綴るかを考えてみよう

  • 詩作初心者ではなく、ベテラン詩人として振る舞い、綴ってみよう

  • 詩でテーマにしたいこと、テーマにしたくないことを洗い出してみる

  • 光と闇のコントラストは、もっと大きくしてもいいかも

  • 心情はもっと微細に表現できるようにする

  • 自分は一体どのような詩人になり、どのような詩を書きたいのか? その答えを持ち、鮮明にイメージをする

◇総評

今回のフィードバックも1月ほど前に詩作した作品に対してのもの。当時は、とにかく詩を綴ること、思いを言葉にすることに意識を置いていたため、テーマもなにもないが、改めてみると、たくさんの改善点があって非常に今後の糧になる。
今回の作品の中には、もう一度読みたいと自分でも感じるものが増えてきた。もっと詩から僕という人間の人となりを感じられるように。その上で、詩の世界にどっぷりと浸っていける。そんな安心感のある詩を書いてみたい。
僕の作品を読んで、読み手の中からインスピレーションとクリエイティビティが引き出される。そうなるように、もっと研鑽を積んでいこう。


□□ 過去のフィードバック □□


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