意外な掘り出し物ドラマ　21.9.20

九月を迎え、今夏の連続ドラマが次々と最終回を迎えている。
去年の春～夏のように、新作ドラマ制作が途絶えたときを思えば、どんなドラマでも歓迎すべきだが、やはりその中でも好みはある。

今回、最後まで楽しみに観たのは、『ハコヅメ～たたかう！　交番女子』である。
観る前までは、そこまで期待しておらず、「あーいつもの警察物ね」ぐらいの印象しかなかったが、どんなドラマでも、とりあえず第一回は観ることにしているので、録画。

面白かった。

ただ、この「面白い」をなんと言っていいのかがわからない。
ストーリーとしては、よくあるバディ物＆新人成長物で、そこまで深いわけではないのだが、警察内部の描写がかなりリアルで、それでありながら毎回毎回振り切った笑いを提供するという、これまでにない警察ドラマだった。


個人的にはドラマドラマした、というか、ベタベタな話が好きなのだが、バラエティーとドラマの中間のようなこのドラマにまさかハマるとは、自分でも思わなかった。
ヒット狙いでイカニモなドラマが氾濫し、少々食傷気味だったところへ、もしかしたらうまくフィットしたのかもしれない。

ところで、ご存じかもしれないが、主演女優の一人が、撮影中ころなに感染したために、途中「特別編」が二話放送された。
なので、放送回数は11回だが、全9話。現在の連ドラとしては、特別短いわけではないが、もうちょっと観たかった気もする。もしくは続編希望。

面白いドラマを放送してくださってありがとうございました。

ちょっとだけ元気が出た。
エンタメの力はマジで偉大。