「それってあなたのイ●●●ですよね」 22.9.12
AI技術を用いて、ひろ●き氏の声で、好きな言葉をしゃべらせられるサービス。
別に彼のことは好きというわけではないが、それでも、現在のAIテクノロジーがどれだけのものか興味はある。
さっそく自作小説(の一部)を読んでいただくことにした。
その前に、人工音声と僕のこれまでの関わりについて。
自分の文章をコンピュータに読んでもらうのは昔からの夢だった。
初期の初期、90年代後半は、今で言う「ゆっくり」のようなソフトがあって、まさに「ワレワレハウチュウジンダ」的ボイスで抑揚も何もなく、もろコンピュータ声でしゃべっていた。
それでも、どんな文章でも自由にしゃべってくれるので、それなりにハマり、カセットテープに録音して運転しながら聴いていたものだ。
その後2000年代に入り、CM企画の一環として、有名人の声で文章を読んでもらう期間限定のサービスが登場した。
(一部18禁バナーあり)
ただ、今思い返せば、声質は俳優さんのものだが、イントネーションがやや平板だった印象がある。
さて、ひろ●き氏。
まずは、ツイッターに出回っている動画を見て(聴いて)みたが……。
えっ
すごい。
本人が絶対に言わないであろう内容(主に下ネタ)を、まるで本人がしゃべっているかのように発声している……。
僕も、自分の小説(18禁)をコピペしてしゃべらせてみたが、
「イチ●ツという言葉が入っているので、動画を作成することができません」
ああ、やっぱり。
大沢さんのときもそうだったが、あきらかにアレな言葉はNGになるようだ。
とはいえさすがツイッター民だけあって、すぐさま抜け道を探し出し、予想通りの大喜利状態。
本人の許可は取ってあるんだろうけど、ここまでになるとひろ●き氏は想像していたのだろうか。
今はまだ「大喜利」で済んでいるが、悪意のある人間が本人に成り代わり、リスクのある発言を意図的にさせる危険性もありそう。
半年以上続いている戦争においても、大統領が国民に降伏を呼びかけるフェイク動画が作られたし。
それを考えると、残暑なのにちょっと背筋が冷えた。