最愛なる父の死を無駄にしない
8月20日「お父さん最後までリハビリしたいって。携帯を操作したいって言われていましたよ」と意識が昏迷な父の担当看護師さんが言っていた。おそらく私が父に面会に来るたびにリハビリをしてもらいなと言っていたことや、私が作業療法を学んでいることから父の言葉を生んだのだろう。翌日21日9時25分、父は天国に行ってしまった。昨年父はステージ4という最悪な状態で胆のうがんが見つかった。私はその話を聞いた時から、父が助からない事なんてわかっていた。でもこんなにもがんが父の体をむしばむなんて思