KPはキーパーソンでなく乾杯のKP

2023年8月27日7時47分
今僕はパソコンに向かうことにした。今日は父の火葬当日である。
昨日はなぜか寝付けず、今日はオールになってしまった。
保険屋さんからいただいたお線香を焚きこのパソコンに文章を打つ。
父が亡くなって6日。今だ実感がない。正直自分と父は大学に入ってからはあまり会話をしない事も多かった。嫌っていたというよりはバイトで帰りが遅くなってしまったり、生活リズムが違ったこともあるが、正直父と話すことが恥ずかしかったのだろう。多分父も息子と話す事は少し恥ずかしいかったに違いない。
多くの事を僕に教えてくれた。父にいつか認められる男になりたいな。
今日母は病院から特別外出の許可が出たため火葬に参加出来る。
おそらくひどく悲しむだろう。そして精神的に相当ダメージがあるだろう。
愛する人の死に目にすら立ち会えなかったのだから。
ここで僕は母を昔みたく憎しみの気持ちで接するべきなのか。おそらくそんなことをしたら父に怒られるだろうな。母の病に対して一番向き合っていた父に言われたら仕方ないと思う。最後まで母の幻想を信じてあげ、何度もそれが違っている事実であっても父は信じた。いい人だよほんとに。
これからは父の事を思い出しながら生きていこう。父は俺にどういう男になってほしかったんだろう。自分は相当モテなかったみたいだからモテる男かな。それとも仕事バリバリの自分のような男かな。いつか夢に出てきたら教えてよお父さん。
父が残した若いころにつけていた日記。あれさ、もう少しまともなこと書いて下さい笑。ほぼ日記の内容仕事の話じゃんか。父親らしくて好きだよ。

火葬には多くの仕事関係者が父に会いに来てくれた。兄と私はこんなにも多くの方が来るとは思っていなかった。どれほど父が愛されていたかわかる。
火葬をし骨になった父を見て、こんなにも無機質になるものなのかと驚きを感じた。骨を拾い、家に持ち帰った。ようやく家に帰れたね。お帰りなさい。その後兄と私、そして父と一緒にお酒を飲んだ。なかなか度数の高いお酒を酌み交わしながら兄と昔話に花をさかせる。私たちは父に多くの事を学んだ。父に対して感謝している。まぁ愚直も多く出てきたけどね。笑
本当に多くの事を教えてくれて、子どもに大きな愛をくれて本当にありがとうございました。
では最後に
            最愛なる父に乾杯!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?