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歯的物語

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歯的物語 ある日、歯の詰め物が取れてしまいました。 久しぶりに歯医者に行くと、大きな病院で親知らずを抜く事を勧められた… そう、これは僕の歯に纏わる物語である。
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歯的物語(続)3

歯的物語(続)3

続いてしまいました。この物語が。
いよいよ、佳境です。
親知らず最後の一本。

予約当日の朝
知らない番号から電話がかかってきた。
寝起きだったので、一回無視した。

調べると歯医者の番号で
すぐに折り返すと、
前回の女性の先生がいないけど良いですか?の確認だった。
あ、あの見事なカールのまつ毛の先生いないのか。前々回の歯的物語を読んで貰ったら分かるように、すごく上手な先生だった。
まあでも仕方が

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歯的物語(続)2

歯的物語(続)2

1週間後、経過観察は問題なし。

左上の親知らずの抜歯は先延ばしにした。
斜めに生えているわけでもなく、痛くもないから。
でも、いずれ痛くなる可能性高いので抜いといた方がいいですよ。
と相変わらず見事なカールなまつ毛の女医さんは言った。

でも抜かなくても良いなら抜きたくない。

6月は忙しくて。と次の予約は取らなかった。
たぶんしばらく行かない。

どうかこの物語が続きませんように。

歯的物語(続)

歯的物語(続)

あれから一年半
何だか抜歯した辺りの歯茎?頬の裏?が痛む。少し腫れている気がする。
口内炎か?それにしては痛い。
食事の際に痛む。喋っていて違和感を感じる。

今日は木曜日。
木曜は歯医者さんがやっていない。
どこの歯医者もなぜかこぞって休みだ。
木曜のテーマパークやショッピングモールは歯医者さんで溢れているに違いない。

近所で木曜もやっている歯医者が見つかった。
小学生の頃行っていた歯医者。

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歯的物語#11

歯的物語#11

9:17起床
今日午前の予定は歯医者しかない。

歯医者の予約時間は10:00
家から歯医者は10分
いつも家を出る1時間前には起きるようにしている僕にとって30分で家を出るのは少し忙しない。
まあ言っても30分ある。
が、寝ぼけていたのか10:30からだと思ってコーヒーとパン2つ(レーズンパン)を食べた。
普通の朝食だ。
9:39
レーズンパン2つ目も残り1/3になった。
歯医者が10:00から

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歯的物語#10

歯的物語#10

1番奥の席に座る。
座席が倒れる。
1時間前まで家のベットで寝てたのに、
もう歯医者の座席で上向きだ。

先週型取ってできた詰め物を詰める。
まず仮の詰め物を外す。
そして、詰め物をする。

こう言った際、思うことがある。
外した弾みで外した詰め物が、喉へ飛んだら嫌だな。
飲み込んでしまったらどうしよう。
大丈夫なのかな?

そう思うようになったのは、
小さい頃に実際に口内に外した詰め物が。
先生

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歯的物語#9

歯的物語#9

親知らずの抜歯を終えて、
いつもの歯医者へ。

当初の通院理由の
詰め物の治療へ。

特に親知らずを抜いたことには触れられず、
親知らずは初めからなかったかのような錯覚に陥る。

型取りのためのピンクの謎のグニョグニョを奥歯に突っ込まれる。
嗚咽しないギリギリのライン。セーフ!
なぜか唇にも付着した。
固まった。でも簡単に取れる。セーフ!

以前も書いたかもしれないが、
歯医者で目を閉じるのができ

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歯的物語#8

歯的物語#8

抜糸の日

糸取り物語

冷たい風が吹き荒れる
USMCのスウェットパンツにスイス軍デニムジャケットとウールのコート
楽な格好かつ服装への気遣いを怠らない。
これが病院コーデの大切なポイントだ。
なんせ院内のおじいちゃんらはお洒落が多い。

病院に着いた。
歯科口腔外来への道のりは
既に把握している。
特に何を考えるでもなく、
エレベーターに乗り込み受付へとたどり着く。

15分ほど待って、
自分

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歯的物語#7

明日は“ばっし”だ
ばっしはばっしでも糸の方だ。
抜糸。

両側の下の親知らず。
奥に窪みがある感じ。
ある感じと言うかある。
先生は固いのとか傷に刺激を与えてしまうものでなければ大丈夫と言っていたが、
そこそこ食事にはストレスがかかった。
詰まっても強く歯ブラシを当てる事はできないのがやっかいだ。

抜糸の際に綺麗にします。
下から盛り上がって回復していく。
汚れが内部に残ったりとかは基本はない

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歯的物語#6

歯的物語#6

看護師1村仲さん
看護師2小林さん
看護師3河野さん
(全て仮名)

小林さんと話をしていると
まだ降りる階ではないが、
エレベーターが開いた。
他の看護師さんが降りると思い、一旦出ようとすると誰も出なかった。
小林さん「優しいー」
そんなこんなで、
先生の元へと着いた。

脈拍、血圧計測
点滴開始。(お友達とご対面)

脈拍少し早め。
緊張がバレた。恥ずかしい。
周りの人から痛かった体験談と、

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歯的物語#5

歯的物語#5

入院当日
病室へと案内された。

手首には名前,生年月日,性別,ID,バーコード
病院の管理下に入った。

担当は3人と1人の看護師(1)が教えてくれた。
看護師1村仲さん
看護師2小林さん
看護師3河野さん
(全て仮名)

村仲さんは、
名前まで覚えなくても大丈夫ですけどね
と言ってくれた。

人の名前を覚えれないオーラが出ていたか?
一度の自己紹介ではニックネームでもない限り絶対に覚えられない

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歯的物語#4(2022/1/10)

歯的物語#4(2022/1/10)

明日は、
手術だ。そして明後日まで入院。

小旅行の前日のような荷造り

はぁ、嫌やな
手術って響きが嫌だ。
入院はお金の面を差し引けば、別に嫌ではない。
1日だけと言うのもあるけれど。

いつぶりの入院だろう。
恐らく小学生低学年以来。

入院に必要な物と
本2冊とクレヨン,スケッチブックを
バッグに詰める。

歯的物語#3(2021/12/28)

歯的物語#3(2021/12/28)

親知らずの抜歯は年明けになったので
今日は治療することなく、
歯の掃除をして、
綺麗にしてもらう日だった。

今日は目にタオルをかけてくれた。
これはありがたい。
なぜなら、
小さい頃からずっと歯医者では目も開けた状態で口を開くからだ。
開けてると言ってもばっちりではなく半目くらいの感覚。
注射も針をしっかり見てしまうタイプだ。
いつ刺されるか。
どんな器具を使うのか。
見た方が安心するからだと勝

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歯的物語#2(2021/12/20)

歯的物語#2(2021/12/20)

朝から
大きな病院に行ってきた。

大きな病院は迷路だ。
少し迷いそうだなと思ったら聞く。
こうしとけば間違いない。
病院の方たちはみんな優しかった。

診察受けて(3F)
レントゲン撮って(2F)
先生とレントゲン確認して(3F)
(入院することになった)
レントゲン撮って(2F)
心電図撮って(1F)
採血して(1F)
入院の説明受けて(1F)
お会計(1F)

病院内をぐるぐるぐるぐる。

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歯的物語(2021/12/17)

歯的物語(2021/12/17)

1週間前のこと
随分と前に治療した歯の詰め物が取れてしまった。

年末の予約の取りづらい時にめんどくさい。予約が取れたのは約1週間後

そして今日、歯医者に行ってきた。

いくつになっても歯医者というのは嫌なものだ。
顎が痛くなる。

中学生の頃部活(サッカー部)の試合中にボールが顎を直撃した。
口が少ししか開かなくなった。
先生は3日くらいで治るから大丈夫と言っていたが、1週間くらいかかった。

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