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歯的物語#2(2021/12/20)

朝から
大きな病院に行ってきた。

大きな病院は迷路だ。
少し迷いそうだなと思ったら聞く。
こうしとけば間違いない。
病院の方たちはみんな優しかった。

診察受けて(3F)
レントゲン撮って(2F)
先生とレントゲン確認して(3F)
(入院することになった)
レントゲン撮って(2F)
心電図撮って(1F)
採血して(1F)
入院の説明受けて(1F)
お会計(1F)

病院内をぐるぐるぐるぐる。

前回のを読んでいない人の為に話しておくと病気とかではなく、親知らずの抜歯。
2本同時に抜くので1日だけ入院することに。

歯茎切って親知らず砕いて抜く。
って流れらしい。
なんだか大ごとになってきた
手術中には麻酔で
ぼーっとしてきて遠くから声が聞こえるかな〜って感じらしい。
声とかは別に聞こえたくないけどな。

“メス”とか聞こえたくない。

術後の症状や後遺症のリスクなどについても説明を受けた。
後遺症については
60人に1人とか1000人に1人とかの確率で○○が的な話だ。
そうなっても一過性なのがほとんどだが、
さらにその中でも数%が長く続く可能性があると聞かされた。
お医者さんも可能性が限りなく少なくとも
説明しなければならないから仕方がないのだが、さすがに不安にもなる
でもその不安がバレないように普通の顔をして、「ああ、そうなんですか」「わかりました」などと冷静に言葉を返す。

採血では、あれ?採血ってこんな量抜くっけ?と思うくらい血を抜かれた。

入院説明をしてくれた方はとても気さくで良い人だった。
「うちに入院とかありました?」
「なかったと思います」
入院の説明後
「さっき名前入れたら、12歳の時に来院された記録あって体重も36kgって書いてあったよ。大きくなったねー」と言われた。
とても気さくな人だ。

しかも、サッカーの試合中の熱中症とまで詳細まで残っていたらしい。
ふらついて視野が狭くなっていった夏の記憶を思い出した。

病院内はおじいちゃんおばあちゃんが沢山いた。
お洒落やな〜。
どこのブランドかも分からん謎のマークの付いた靴や、知らん刺繍の付いたブルゾンや、着物のリメイクっぽい被りのワンピース、随分と年季の入ったレザーのバッグ
いつか近所歩いてるおじいちゃんおばあちゃんだけのファッションスナップを撮りたい。

話はいつの間にかファッションスナップの話になってしまったが、
今日僕は大きな病院に行ってきたのだ。

2022年
初めの大きな出来事は手術入院になりそうです。

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