代わりの効かない物語、それが邪道シリーズの原点だ。 何であれ代わりは効く。人生は代わりの連続だ───家族恋人仕事環境、国家は勿論生き方さえも。 それが嫌なら読むがいい───代わりの効かない「悪意」だけは保証しよう。 無論有料だ、カネは貰う!!
人間の弱さがわからない。 孤立、孤独、迫害に怯めない。 怯みたくとも共感出来ない。だから何年も何十年も費やし、邪道作家シリーズを書き上げた。 愛が欲しいだとか、独りは嫌だとか。 常に周囲全てに叩かれて来た私にとって必要なのは「利益」だけだ。 だが、信念だけは、貫いた。
無条件で人間を肯定するのが人間讃歌であれば、無条件で否定されるべき人間の汚さを書き上げるのが非人間讃歌だ。 現実にそんなもの一切無いまま生きる、私のようなサイコパスだの殺人鬼だのと化け物として扱われる側の物語だ。 容赦の無さも超一流だが、それを乗り越えた成長も「保証」しよう
非人間讃歌、それが全作品に通して語られるテーマ性であり、例外は無い。 人間に混じらないまま、努力だとか仲間だとか胡散臭い「現実にこんな奴いねーだろ」という綺麗事でなく、ただただ、地道に労力を費やし人間の綺麗事に共感しないままにやり遂げた。 他に類を見ないのは「確か」だ。