玄冬の使ひか黒き蝶止まる 暮れ行く秋の薄暗がりに
〈えー毎度三寒四温を生きる今 くにを〉 私は当年取つて五拾と弐歳になる つまりこの厳寒の時期を 五拾弐回潜り抜けて 何とか生きてきた譯だ 三寒四温、この四字熟語は 一月から二月頭の頃にfitする 言葉-であり正しく 「今」を生きるそんな表現だと 知つて慾しいのである。 ©都築郷士