marry015

家業だった惣菜屋を廃業し、今は同業の会社でサラリーマンしてます。 趣味は美術鑑賞、中国…

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家業だった惣菜屋を廃業し、今は同業の会社でサラリーマンしてます。 趣味は美術鑑賞、中国武術、ビーズアクセサリー作り。そして最近はトルコにハマってます✨ 今年4月から息子とも別居。初めてのシングルライフを静かに楽しんでいます。

最近の記事

「ゾンビな接客」

仕事に夢中になりすぎて ふと気づく 我はどこ? さっきまで誰だった? 脱け殻が ただただ意思のないまま インプットされたことだけ しているみたいだ 我を入れる隙もないほど 動けよ 余白などは ここにはない こんな人に 接客されたら ホラーだろうな だってゾンビみたいじゃない お客様になってみたい ゾンビな姿はどんなだろ 引きつり笑いの 死んだお目々かなぁ?

    • 「髪切りトーク」

      美容室はいつも混んでるから いつも後回し さすがに伸びすぎたから お休みに予約した 少し気分を変えたくて 新しいところへ お買い物もしたいし 定期券のきく職場近くで 営業トークバリバリの 美容師さんが苦手だったから なるべく経験の浅めの方が 良かったりしたけれど それも最近はなぜか どうでも良くなってしまったから 少し経験のあるスタイリストさんを 選んでしまった 梅雨が明けそうですねぇ、と 当たりさわりないトークにもそっけなく受け答え ただ

      • 「雨の墓参り」

        体が動かないから 代わりに墓参り行ってくれとか 私を連れ出す 口実にしたかっただけだろう 結局母も一緒に 電車にゆられて 特に何も話すこともないけれど 間を埋めるように愚痴を聞く  本当に親子なのだろうかと 疑いたくなるほど こころは遠く となりにいる 墓の前に行き 手を合わせることが とても大事であると 信じているのだから仕方ない 死んだ魂は 別に墓前でなくても 思いひとつで そばにいると思う私には 今日は母と一緒にいる日だと 思うことにした 突然ザーザーと 雨

        • 「スズメの行水」

          雨降った朝に スズメの行水 浅い水たまりに 飛び込んできた お水をのむように 頭にかぶって 起きあがっては ブルブルさせて 今度は体をしずめては 羽根をふんわりさせて お水の中でブルブル 急須みたいにふくらんだ 羽根をとじたまま おしりフリフリ 後ろ側もちゃんと きれいにしてる カラスの行水とは違って スズメはちょっとキレイ好き 思う存分 やらなきゃダメみたい 暑くなってきたから 人もお風呂は行水みたいになってきたよ ほんとはお風呂に浸からないと 疲れは取れないんだ

        「ゾンビな接客」

          「初めてのフォロー」

          もうすぐで 異動になってから一ヶ月 ようやくようやく 慣れてきたよ まだまだ仕事は覚えきれないけれど 全体像が見えてきて やるべきことが すこしずつわかってきたの 足は引っ張りたくない みんなの力になりたい だからいつも100% やれることをやってるけれど それでもけっこう 的外れ トライアンドエラーで まちがい直し すこしずつだけど 手ごたえを感じているよ 大丈夫 ちゃんと成長しているの そして今日 同期の仲間のフォローができた!

          「初めてのフォロー」

          「キラメキの裏方は力仕事」

          きらびやかな ショーウィンドウの裏方は キラメキとは真逆の 張り詰めた世界 正確さとスピードと 予算達成とそのための品揃え 限られた時間の中の 一瞬一瞬の緩みが命とり   一生懸命だけじゃダメ 時間の中にどれだけ 仕事を詰められるかが キモになってくる デキるみんなは 体型は様々だけど 仕事の動きは アスリート それがだいぶ カッコイイ 見惚れてるヒマなどないけど 空気の横切る姿が美しい まだまだだけど 私もああなりたい そして同じ世界に 入ってみたい

          「キラメキの裏方は力仕事」

          「休みの日」

          休みの日はただずぅ―っと ぼーっとしていたい できることならば 涙を流して 掃除もしたいし 料理もしたいけれど 同時になにもかも やりたくない 私はどこにいる? 自分でもよくわからない かくれんぼが好きなんだな そのうち飽きるかな 曇り空 風が気もちいい スズメが鳴いてる 木の葉も揺れてる 見えているのは なんなのだろう? 見えていないのは なんなのだろう? もうどちらでもいい どうせ分かりっこないんだ 本当のすがたなど 何処のだれにも だから気にもしない 何をし

          「休みの日」

          「限られた時間の選択と仲間たち」

          忙しいからとか お金がかかるからとか そんな言い訳なんか もうどうでもいい やりたいから やるだけ 自分勝手だろうが 世間体も気にしない 止めてから九年間 こんなにもどうして 自分を押し殺してしまったのか 今でこそ笑えるけれど 好きだから 続けられるとは 限らない そこに意思が伴わなければ 昔の同士達も たくさん辞めていった 私より好きで 上手だったのに 限られた時間の中で 何を選ぶのかで 人間がより 明らかになる その限られた時間の中の 仲間たち 同じ思いを持っ

          「限られた時間の選択と仲間たち」

          「同期同士」

          新人ながらも 仕事ぶりをリスペクトしあいながら お互いを成長しあって 助け合う 同期に感謝 立場が一緒だから 大変なことも 分かり合える だから一緒にいて 安心できる だからちょっと弱音も 吐いてしまう 緊張の職場の中でも なんとか乗り切っていこうと 圧を出さずに おだやかに接し合う それがとても 心地よくて いてくれるだけで ホッとしてしまうんだな

          「同期同士」

          「空っぽのアイスコーヒー」

          ギラギラの太陽で 光を浴びるすべてのものが キラキラと輝いて 今日は暑いことを知る そんな日でも やるべきことはやらなきゃならなくて 日傘や帽子もなしで 出かけてしまう お金をおろして お金をいれて アイスコーヒーを買って お金をくずす お買い物一人分でも まとめ買いだと袋いっぱい 右手にコーヒー 左手に買い物袋 閉ざされた踏切の前で 最後のコーヒーを飲み干した時 カップが震えた 電車が通り過ぎて 空っぽが 感じて動く 右手が 教えてくれた イイネ 暑い日も アイ

          「空っぽのアイスコーヒー」

          「怒りをビートに刻め!」

          上司が怒っている 原因はわたし 失敗をしてるのと 仕事が遅いから 代わりにイラつかせて ごめんなさい 本当にイラついているのは わたしなのに カッコ悪いな タラタラアタフタ 仕事しちゃって もっとロックにできないかな 小刻みにビートを打つように 電卓やパソコンを打ち込む ペンはすべるように 走らせて書く できないんだよねー まだまだ そうわたしはできない まだまだ全然 だけどできることを 望んでる よし、できない怒りを ビートに刻め!

          「怒りをビートに刻め!」

          「燃え上がる花」

          一度紙をクシャクシャにして 再びひろげたような花 ヤブカンゾウ 愛しいな キレイなままじゃ いられない そんな思いも 見え隠れして 忘れ草という 別の名のとおり そのいのちは とても短い 燃え上がれ炎 熱く天を仰ぎ 誰に見られなくとも いのちを燃やせ 潔い その生き方 リミットをはじめから 感じているのかな

          「燃え上がる花」

          「夕日と帰宅競争」

          仕事おわりが まだ明るい 真横にひろがっていく 黄色い陽射し あの夕日に向かって 電車で駆け出していく お家に帰るのは どちらが早い? 夕日とどちらが早いか 競争だ でも沈みきるには まだまだ早い 途中でお買い物しようかな? よゆうがあるから より道したい そんな気分にさせられちゃう 途中下車してオオゼキ寄って 野菜とお肉とお魚買っちゃおう ついでに 八百屋さんでも野菜を見なきゃ あぁ、どうしよう? イオンも寄っちゃう? 結局見るだ

          「夕日と帰宅競争」

          「雨が届かない」

          家の中で雨音をきいて 手をのばす 雨はここには 届いていない 雨を感じたければ 窓をあけ 雨にふれればいい でもそれはしない むかし背の高い 外国人の男性をよく見かけた 彼は雨が降ろうとも 傘をささなかった 雨ふる道を 傘で隠された人々がゆき交う中 真白な肌を つややかに照らした 彼は雨など いっさい気にする様子もなく ただゆくべき道を まっすぐ歩いているだけだった そのありのままが 美しくて憧れる まだ遠いけれど 手をのばしている

          「雨が届かない」

          「多忙の反動」

          忙しすぎると その反動で 空っぽになりたい 何もしないで 寝ころんで 一点をただ見つめる そうすれば ようやく外れる 外の世界から 何もしないことが 一番楽ちんで 安らげる 目の前に見える 洗濯物も 今はいい 家事をしないことが 最高の甘やかし たまにはいいよね

          「多忙の反動」

          「ジャンクは宝」

          覚えられない すぐに忘れてしまう 同じ失敗を繰り返す こんなポンコツ使えるの? 新品はいいですよね 性能もいいし きれいだし 何より役に立ちます そんな頃もありました 遙か昔は 今は使いふるされて ジャンク同然 音が出ない 動きが遅い 違い音が出る こんなの捨てられて同然だけど 使い古されたなりの 味があり 趣きがあり 見えない良さがあります アワワァー ラララァー エヘヘェー ウフフゥー 少し前にハマったユーチューバーさん。

          「ジャンクは宝」