暮れからありすぎで一月もありすぎ。遠い昔の日々に遡りつづけ、時間も日にちも感覚がどうかしたまま。今日は松飾りのお焚き上げをしてきた。舞い上がる焔を見上げ、冬空に舞う灰をかぶる。今年の焔は大きく、雄大。シャッターを切るのを忘れ、ただ見上げていた。境内で大根のように太い人参を買った。
松飾りをとり、七草がゆ。今年は畑の若草を摘んで。新年早々息詰まるようなニュースが続く。暮れにお節はつくったものの、気分は沈みがち。何年も会っていない懐かしい人から温かい賀状が届く。几帳面な字。すぐ隣で微笑んでいるような気がする。春が待ち遠しい。